映画 ヲタクに恋は難しい どうしても色々拭いきれないが語りたい

映画 ヲタクに恋は難しい 感想と分析について。

 〇前置きで語りたい。

ところで、皆さまは福田雄一監督は好きでしょうか?

彼の作品は映画にとどまらず、ドラマや舞台といった側面でも活躍しています。

2018年に公開した「銀魂2 掟は破るためにこそある」において、累計興行収入で35億円を突破し、シリーズ累計動員数は560万人に達しています。2018年公開の邦画実写作品としては「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(西浦正記監督)、「万引き家族」(是枝裕和監督)に次ぐ3位となり、彼をさらに有名にし、ヒットメーカーと言われるゆえんだと考えています。

私は彼のオリジナル作品「明烏」「女子ーズ」を好んでいましたが、近年実写化やリメイク作品が多い中、「50回目のファーストキス」を彼が担当した時にマイナスイメージを生んでしまいました。オリジナルの「50回目のファースト・キス」が好きなため非常にコメディロマンス映画を捉え間違っているのではないだろうかと思いました。同じハワイで撮影したのに、天体観測が好きな主人公は許せても、佐藤二朗ムロツヨシの存在が雰囲気を壊し気味だったなぁと思います。不必要な点でコメディを多く盛り込みすぎたのでしょう、オリジナルとはかけはなれ、あまり良い感触を得られた映画ではなかったことは確かです。安いコメディを作る才能はあるんだなと皮肉めいた印象を持ち始めてしまうきっかけでしたね。

福田雄一監督好きの人には申し訳ない記事内容になっています。あくまで批判ではないです。今まで好きな映画を好きなように記事にしていましたが、たまには苦手な監督部門で自分なりの評価や分析をできたらいいと思い書いてみました。不快感を与えてしまった場合は大変申し訳ありません。では述べていきたいと思います。そもそも誰も読んでいないだろうから不快も何もないよね。

 

1.鑑賞前のモチベーションについて。

福田雄一監督という時点でモチベーションは低い。コメディを作る要素では有能かもしれないが、映画という観点では凡才以下という印象だからです。コメディを愛していて、映画への愛が薄いというか、【観客が見たいものを作っているのはわかっている感】【観客はこういうコメディを求めているんだろ感】が伝わってしまいます。全く根拠がない言い分です。完全な偏見ですよね。オリジナルなら好きですが、実写化や原作ありきだと、必要以上のコメディを出したがる感じかな。

面白さって、表や裏、浅深の度合い、皮肉さ、意味深なメッセージ性とかあると思うのですが、あくまで表面上で笑いをとっているスタンスなんです。

じゃあなぜ見るのか。見ようと思ったのかと言いますと。2点の理由があります。

1点目は原作とアニメが私の好みだったから、実写化も一応見ておこうという程度です。

2点目はミュージカル映画好きでもあり、監督の描きたいミュージカル映画を知りたいという好奇心もあったからです。

 

2.本作の物語について。

 26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、マンガやゲーム、コスプレ、そして何よりBLを愛する腐女子だった。周囲にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れている成海は、普段は本性を隠している「隠れ腐女子」だったが、ヲタク仲間の宏嵩の前では本当の自分をさらけ出すことができた。やがて、ヲタク同士ならば快適に付き合えるのではないかという宏嵩の提案もあり、2人は付き合うことになるのだが……。

 

3.本作の感想について。

・(;^ω^)「はじめのくだり・・・・・笑えない」

・(;^ω^)「これはミュージカル映画なのだろうか?」

・(;^ω^)「うん、斎藤工だけ、俺の好みの感じだった。」

・(;^ω^)「ラ・ラ・ランド、大好きなんだけど。悪いいじり方だなぁ。」

・(;^ω^)「ラ・ラ・ランド、馬鹿にされている気持ちになったなぁ。」

ヲタク風な顔文字を使ってみましたよ。

ヲタクの人にわかりすぎる映画にはせず、一般の人にも見てもらいたい気持ちは伝わりましたよ。

ある意味神映画なのかもしれない。皮肉な意味合いを込めてね。

ヲタクって気持ち悪いなぁと外国人はさらに思うだろうね。

できれば「キャッツ」を批評した人たちがどう捉えてくれるのか聞いてみたい。逆に褒めるかもしれないね。

ヲタク特有の恋愛に求める条件や、隠したいトラウマがあって、そのカップルがもがく様に、キュンキュンして、ときに笑って、ときに泣いてしまうような共感があるのです。

だからこそ、ミュージカル映画ではなく、人間ドラマに焦点を置くべきだったのではないでしょうか。

福田監督も悩んだ末で、ミュージカル映画という発想に至ったのだと思います。

それはある意味、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の山崎貴と同類の発想だと考えられる。最初は、山崎貴さえ、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を監督する際、難しいと悩んだ末にあのラストの展開ならありだと思ったようです。

批判ではないですよ。凡才の私がより良い展開やワンアイデアはありませんからね。そう考えると批評家は映画作ってないくせによく喋るなぁと思いますね。

 

4.本作の長所について。

〇長所

斎藤工の新しい一面に出会える。

斎藤工の、ラ・ラ・ランドの有名な見どころの様なタップダンスが見事。ダンスが苦手な斎藤工が頑張りましたよ。なんか、序盤から後半にかけて見てきたミュージカルシーンとは一風違ったと思います。斎藤工の正統派なミュージカル映画を見てみたいと思わせるほどカッコよかったです。

斎藤工ファンには必須だと思います。カッコ悪い演技をカッコ良く演じているのがすごいですね。

 本当にミュージカル映画としてありえないほどに「踊らないか。」と台詞をいう斎藤工の演技はダサカッコイイと思えた。それまで彼女の愚痴を言いながら口からいっぱいつまみが出てくること。あれは少し笑えた。

 

鷺巣詩郎の無駄遣い。

作曲家、編曲家、プロデューサーです。

私はエヴァで知りましたね。そして、シン・ゴジラですよ。重厚感やシリアス感のある音楽が好きです。

本作では、明らかに「ラ・ラ・ランド」に寄せた感、エヴァで使用したか、シン・ゴジラで使用したであろう音楽が豊富でしたね。

音楽自体はなにも悪くないのです。音楽は秀逸で聞いていてとても愉快な気持ちになりました。音楽を寄せて作るって難しいし、映画に合わせてぶれない雰囲気を保つ役割をよく担ってくれましたと思います。

 

③カルト的要素あり。

カルト的映画ってご存じでしょうか。史上最低の映画をご存じでしょうか。

それは、トミー・ウィゾー監督の「ザ・ルーム」です。トミー・ウィゾーの悪い意味での傑作は、演技、脚本、撮影といったごく普通の要素をどうしようもなく酷いものにすることで、際限なき熱狂を生み出し、映画製作の王道をひっくり返した。この映画を見た者はあんなフットボールを二度と見たくないと思うだろう。と言われています。

ある意味本作はカルト映画にいつかなってもいいでしょう。いわゆるラジー賞みたいな映画となってもいいでしょう。批判された境地は、新しい映画の開拓となり得るでしょう。長所がないところが、長所なのかもしれません。もしかすると、映画を志す若者に見せて勉強できる素材かもしれませんね。

こうやって考えると自分に合わなかった価値観の映画も少し愛着がわいてくると思いませんか。映画って水ものですから、意外と興行収入はひっくり返る、元をとれて多く貢献する可能性だってありえます。

 

〇短所

①監督に実写化は難しい。

ところで私的意見を除いた側面において監督として嫌われている理由について絶妙な紹介をします。それは、羽生結弦に対してコメントした件が影響したことがあるのです。羽生結弦選手に関して「これはね、僕がダメなんですね。きっと完璧な人に気後れしてしまうところがある。」と発言したからですね。私的に関しては特に遜色のない個人的意見にも異論も反論もありません。そのあとも謝罪してますし攻める必然性をあまり感じません。炎上してしまったことは事実なんです。

まぁ、そんなことは置いといて実写化についてですね。

彼はこう語っています。【実写化にあたって、福田監督が最初に考えるのは、原作ファンがその作品を愛する理由だという。「この原作がなぜ愛されているのか、なぜこの原作にこんなに熱狂するのかということをものすごく勉強しますね。それがちゃんと理解できていれば、絶対踏み外さない自信はあるんです」と明かしています。
 「本当に好きな人たちのツボは、僕と全く違うところにあったりするんです」という福田監督。そのため、原作ファンに「何が面白くて読んでいたの?」と実際に話を聞いて回るなどして徹底的に愛される理由を勉強するのだと。
 そうしてファンの原作への愛を探求していくと、「実写化においてやらなければいけないことではなくて、『やっちゃいけないこと』が見えてくる」という。「逆に、やらなきゃいけないことを考えてしまうと、つまらないものになってしまうんです。僕の面白みが出せなくなる。実写化をするとなると、キャストやストーリーの展開も含めて絶対的に原作通りにはなりません。だからこそ、『これだけはやっちゃいけない』ということを肝に銘じておけば、原作のファンの方にもご満足いただけるし、僕のアレンジによって、原作を全く知らない方にも楽しんでいただける」とこだわりを語る。】

この様に立派な演説をされていますが、彼の感性と見ている側の感性は異なる、特にコメディという要素では異なる可能性が高いのです。

 

②監督にミュージカル映画は難しい。

ミュージカル映画って難しいのです。 三池崇史監督する「愛と誠」のミュージカルは滑ってましたからね。それでも三池監督なりのミュージカル愛は伝わりましたけどね。おそらく映画人としてのプライドを最低限は魅してくれたのだと思えますよ。しかし、福田監督のミュージカル映画の価値観はねぇ。ちょっと、観ている側としては微妙ですよね。「舞子はレディ」や「ダンス・ウィズ・ミー」の様な作品はミュージカル愛すらも伝わりますからね。なんなら、「108~海馬五郎の復讐と冒険~」のラ・ラ・ランド先輩の方がかなりエグイ角度からの愛は伝わりましたからね。いじるってこういうことよ。だから、松尾スズキの映画で笑えるところ大好き。

 

③ ヲタクを理解することは難しい。

ヲタク寄りにしすぎると本作は必ず傾くでしょう。原作も割とライトヲタクだと思います。しかし、ディープなヲタクの心もくすぐるようなネタが仕込まれています。本作の映画でもディープな側面はあったと思いますが、如何せんコスプレの完成度の低さや役者のヲタク感はやや弱い印象。ゆえに自分の価値観で見ることが難しい映画なのかもしれませんね。

 

5.本作の評価について。 

映画.com (☆2.4)

Yahoo!JAPAN映画(☆2.91)

Filmarks (☆3.1)

coco映画レビュー(満足度23%)

ぴあ映画生活(68点)

ぴあ映画生活初日満足度(8位)

 

6.本作を見に来てくれそうな人達について。

①いわゆるライトなヲタク。漫画、アニメのファン層。

①-1 具体的にヲタクと言われる人口はどれくらいいるのだろうか?について考えます。

まずヲタクの意味には明確な定義はないです。「ポップカルチャーの愛好家を指す」や「特定の分野に極端に傾倒する人々を指す呼称」などと言われています。ヲタクは幅広く、アニメオタ、アイドルオタ、コスプレイヤーなどなどあります。様々な分野でヲタクは存在するため、具体的な人口層を知るには不確定要素が多くあります。

 矢野経済研究所が「オタクに関する消費者アンケート調査(2018)」の結果を公表しているを参考にします。この調査は日本に居住する15歳から69歳の男女約1万人を対象にして行い、オタクであるかどうか、分野は何かの同定は自己申告制で行われています。
 推計結果によるとオタクの人口は1866万人です。男女比は6:4です。分野別に見ると、「漫画」が640万人と最も多く、次いで多いのが「アニメ」で598万人です。

 

①ー2 「漫画」層640万人に焦点をあてます。

・作の作者は「ふじた」さんになります。Twitterフォロワー数は17万人になります。

・累計発行部数は900万部を突破しています。

・2014年にpixivへの投稿が開始されオリジナル漫画の中で歴代1位のブックマーク数を記録しています。
・書籍化以前から、オタク趣味を持つ女性たちから広く共感を得ており、2014年に創設された次にくるマンガ大賞では「本にして欲しいWebマンガ部門」の1位になっています。書籍化が実現した2015年には、『このマンガがすごい!』でオンナ編の1位に輝いています。

上記のことから、圧倒的な女性ファンが集っていることが考えられます。「漫画」に相応しい、もしくはそれ以上の可能性を秘めているとしたら、この圧倒的な女性ファンの支持を得られると考えれます。

 

①ー3 「アニメ」層598万人に焦点をあてます。

TVアニメ「ヲタクに恋は難しい」の公式Twitterフォロワー数は6.6万人になります。

・gooランキングにおいて、これは外せない!4月スタートの「深夜アニメ」ランキング2位です(2018年度)。

・同じくgooランキングにおいて、最高だった!6月終了の「深夜アニメ」ランキング3位です(2018年度)。

 上記のことから、期待度と結果はほぼ等しい関係性にあります。2位から3位に下がっているではないかと思いますよね。しかし、放送前のアニメ情報と見た後の感動は等しいと言えるのは、期待値を裏切らずにも、しっかり原作好きにも納得できていると考えたからです。原作よりアニメがひどければもっとランキング下位になっていたと思われます。

・同じくgooランキングにおいて、めちゃくちゃ沁みる恋愛アニメランキング第6位に上がっています。CLANNAD俺物語!!ママレード・ボーイの上にいます。

アニメになっても、需要価値があると考えられます。

 

①ー4 ヲタクが使う消費金額について。

・1人当たりの年間消費金額をみると、「アイドル」が10万3543円で唯一10万円を超えています。2位の「メイド・コスプレ」の6万8114万円を大きく引き離しています。

・「アイドル」の推定人数は280万人で「漫画」、「アニメ」に次ぐ3位となります。「漫画」、「アニメ」の消費金額はそれぞれ2万541円と2万308円です。
・人数と金額を掛け合わせて市場規模を計算すると、「アイドル」が約2899億円で、「漫画」が1315億円、「アニメ」が1214億円となり、「アイドル」が市場規模としては断トツで大きいのです。
・消費者としてのオタクの属性を見ると、20代から30代がボリュームゾーンで、未婚者で現在恋人がいない者が半数を超え、世帯収入は「300~500万円未満」がピークとなっています。

上記はいわゆる、ヲタクによるお布施=愛を示していると私は考えています。その分野において、遠征費とグッズまたは関連商品および物販が金銭を動かしているのでしょうか。20代から30代で未婚というのは、一番お金に融通が利くと考えられます。だからこそ、このヲタク層に来てもらうことが重要だと考えます。

 

①ー5 本作におけるヲタクのまとめについて。

20代ー30代の未婚の方が主なターゲット層、見に来て欲しい層だと考えます。漫画とアニメに絶対的な層をまずは裏切らず、そして口コミを多く広めることで本作の興行収入が左右されると考えます。

 

②豪華なキャスト陣が好きな層。

②ー1 山崎賢人について。

二藤宏嵩役の山﨑賢人のInstagramフォロワー数は350万人です。

山﨑賢人はTwitterがないので、オフィシャルブログでは18万99人です。 

・2016年度女性ファッション誌「ViVi」(講談社)の6月号で、「国宝級イケメンランキング」が発表され、俳優の山崎賢人が「NOWイケメン」の1位です

・2019年度、【美しさ国宝級】日本一顔面が整っているU25の男性芸能人ランキングにおいて2位です。

・2019年度、最も「演技力」が高い20代俳優ランキングにおいて7位です。

・2019年度、 芸能界一!爽やかイケメンランキング8位です。

・2019年度、オフィスにいてほしい!若手俳優ランキング1位です。「こんなにかわいくてフレッシュな部下がほしい」「オフィスにいたら最高の目の保養になる」という意見が多いです。

上記のことから考えられることは、清潔感があり、イケメンで、流行りの俳優であるこことが確実に言えます。本作では26歳のサラリーマン役であり、アンケートの希望通りの役を劇場で見ることができるわけですね。イメージ通りの結果を劇場で体験できることで、原作やアニメファンとは違った視点で、山崎賢人ファンが口コミを広げると本作はより伸びる可能性が秘めているのです。歌が下手で有名な俳優ですが、本作に臨みかなり歌唱力を向上しつつも、ミュージカルも成立させてしまった、彼の役者魂!には必見の価値ありかもですね。ぜひ、「好きなことしてるときの成海が大好きなので。」を聞きたいですね。原作でも必須な名言です。

 

②ー2 高畑充希について。

桃瀬成海役の高畑充希Twitterフォロワー数は54万人です。

Instagramフォロワー数は、249万人です。

オフィシャルブログにおいては、3万5千10人です。流石キャリアが豊富な女優だと

言えます。

・2019年度、歌唱力が高い女優ランキング3位です。1位は松たか子、2位は柴咲コウに次いでです。

・2019年度、振り切ってる!最高のコメディエンヌランキング7位です。長澤まさみ吉高由里子石原さとみを抜いてです。すごいランキングだと思えませんか。

上記のことから考えられることは、歌唱力を認められ、コメディとしての才能も突出していると言えますよね。本作における絶妙なコメディの引き出しと、ミュージカルもこなせる女優、それは高畑充希と言っていいでじょう。彼女のフォロワーも反応して、こぞって本作を見に来ることは間違いなし。上映までに彼女の魅力をYouTubeまたは予告、CMで流すことが非常にkeyになると言えます。本作の屋台骨は高畑充希の安定感によると考えます。

 

②ー3 斎藤工について。

樺倉太郎役の斎藤工SNS関連は情報がないです。

・2016年度、男性に聞いた、男性からの好感度は低いのに「なぜか女性からは人気がある」と思う男性芸能人ランキング9位です。

・2019年度、正直一番かっこいい!30代俳優ランキング2位です。“エロかっこいい”と大人気、濃厚なラブシーンでの厚みある唇、低音の声、そして鍛え上げられた肉体美を披露し、多くの女性をとりこにしています。

・芸能界一の個性派イケメンランキング4位です。

・2018年度、おかゆをフーフーして食べさせてほしい男性芸能人ランキング3位です。これは樺倉が彼女に優しくしているシチュエーションだと妄想すれば堪らない。

・2017年度、初夢に出てきてほしい!30代イケメン俳優ランキング2位です。

・2017年度、女性に聞いた!抱かれたい男ランキング1位です。

・2016年度、耳元で囁かれたら昇天レベル!「いい声」すぎる男性芸能人ランキング4位です。

・2016年度、たまらん!大人の色気がにじみ出ちゃってる男性芸能人ランキング1位です。これは樺倉要素が強いかもしれませんよ。

・2015年度、女性に聞いた!キスしたい魅力的な唇の男性芸能人ランキング 1位です。

・アニメ「ヲタクに恋は難しい」キャラクター人気投票&ランキング1位は、樺倉太郎です。

上記のことから言えることは、まず樺倉太郎について考えます。強面だが、真面目で面倒見がいいが、デリカシーが無い人キャラクターです。斎藤工が演じるにはもってこいの役柄ではないでしょうか。上記のランキングを見る限り、彼が照れ臭そうに演じることで萌える要素が高まることが予想されます。斎藤工が彼女に優しくする場面はどれも胸キュンするでしょう。悶えるでしょう。樺倉というキャラクターを存分に活かすことができるでしょう。

 

②ー4 菜々緒について。

小柳花子役の菜々緒Twitterフォロワー数は91万8千人です。

Instagramフォロワー数は252万人です。

オフィシャルブログにおいては、9万4829人です。

本作の演技者の中で、ずば抜けてフォロワー数が多いと言えます。それは彼女の美貌または彼女の演技力、または彼女の人間としての魅力と言えるのでしょうか。裏の屋台骨は彼女の存在と言っても過言ではないでしょう。

・2019年度、目ヂカラがハンパない女性芸能人ランキング3位です。

・2019年度、クールビューティーだと思う女優ランキング3位です。

・2018年度、美脚だと思う20代の女性芸能人ランキング2位です。

・2018年度、主演より脇役で光る20代の美人女優ランキング1位です。

・2018年度、最も美しいボディラインを持つ筋トレ女子ランキング2位です。

上記のことから言えることは、本作の小柳花子あコスプレイヤーです。つまり容姿がある程度整いつつ、あとはフォトショ等様々な手法で盛り、2次元を活かす役どころにあると考えます。その上でこのランキングは非常に有益な情報ではないでしょうか。彼女がコスプレイヤー役を努める意義すら感じます。前情報では批判的な意見があり、菜々緒のボディを活かすならもっとコスプレイヤーとしての完成度を上げられるという意見がありましたね。そこはやはりヲタクならではのこだわりと受け取っていいでしょう。

 

③実写化の期待度、胸が高まり指数、監督を支援する層について。

これは大まかな人口を把握する上での指標になります。

③ー1 映画公式Twitterのフォロワー数について。

4万人のフォロワー数になります。

 

③ー2 福田雄一監督のフォロワー数について。

Twitterのフォロワー数は35万9千人になります。

好き嫌い.comにおいて福田雄一の好感度は半々にあります。

とある方で、福田雄一監督を支えてきた俳優陣は、ムロツヨシです。福田組と言って過言ではない彼の存在は、福田監督作品において22回の出演をしているいわゆるベテラン俳優です。

それじゃあ、ムロツヨシの好感度および人気度はどのくらいなのでしょうか?

ムロツヨシTwitterフォロワー数は、159万人です。

Instagramフォロワー数は、278万人です。

菜々緒を超えている時点で気味悪いというか、なんでお前が超えているのと思う一面です。しかし、彼の演技力が見出した魅力です。

佐藤二朗福田組の大黒柱かもしれません。ふざけていません。彼は常にふざいけていますけど。

そんな佐藤二朗Twitterフォロワー数は168万人です。

なぜ、菜々緒より多い。売れている若手イケメンよりふざけているくせに、かっこよくもないくせに、なぜこれだけフォロワー数が多いのだ。

以上をおいて、監督は役者人に支えられているのでしょうね。

ちなみに、彼を支えている俳優陣において欠かせない存在といえば、北海道でも愛されている某チームの安田顕さんですよね、

安田顕Twitterフォロワー数は34万人です。

Instagramフォロワー数は27万人です。彼は本作に出ることはないのですか、地元のチームナックスは応援してくてついつい書いてしまいました。

 

③ー3 本作の期待度について。

・国内最大級の映画チケット予約サービス「映画ランド」は、サービス内のデータに基づいた来週公開映画(2020年2月第1週公開作品)の「新作期待度ランキング TOP5」1位です。

・2020年冬(1月~3月)注目のメディア化作品の実施に際して、読書好き638名を対象に行った、<2020年 冬のメディア化作品期待度><2019年 秋のメディア化作品満足度>アンケートの結果を1位に本作です。

上記を総評して、言えることは前評価としてすごく好感度が高いと考えられます。監督はこの期待度をどう乗り越えるかですね。

 

7.本作の楽しむポイントについて。

 

斎藤工をガンガン押していこう!!

S気質のある演技から酒に飲まれつつも、唐突に踊ってしまいながらも、部下の面倒見が良い。この要素で映画を少しは楽しめるぞ!

 

②音楽を純粋に楽しもう!

本作の音楽性は一見の価値はあります。自分の好きな音楽を1つでもいいから探してみよう。

 

③自分の新しい価値観を開拓していこう!否定的な目で見ないで、結果としてつまんなくても社会の中には意外とこういう人で溢れているからね。

 

8.まとめ

 自分なりに分析してみましたが、映画の楽しみ方は人それぞれということで。でもこの記事を見たら「キャッツ」って実は面白いのかもと思ってくれたら幸いです。

なんと、2月7日に公開された本作。公開初日(7日・金)は動員5万4千人・興収7千百万円、翌8日(土)は7万9千人・1億8百万円、9日(日)は8万9千人・1億2千万円となり、初日から3日間の合計で動員22万3千人・興収3億円を突破する好発進となっています。さすが東宝でしょうかね。映画好きと一般との格差は広がっていくかも?

映画 ジョジョ・ラビット ジュブナイル映画としても最高だから語りたい

映画 ジョジョ・ラビットを語りたい

 

1.感想を言いたい。

・素晴らしかった。

・泣いた。

・☆5つ。

・マイベスト映画。

ジョジョ、エルサ頑張って生きて!

・ロージーの愛は偉大。

・キャプテンKお前を愛している。

・自由だから俺もダンスしたい。

これだけです。細かくはあとで語りたい。

 

 

2.本作のあらすじを言いたい。

第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。

 

3.キャスト陣および監督を言いたい。

ジョジョ=ローマン・グリフィン・デイビス

アドルフ・ヒトラー=タイカ・ワィティティ

〇エルサ=トーマシン・マッケンジー

〇ヨーキー=アーチー・イェーツ

〇ロージースカーレット・ヨハンソン

〇ディエルツ大尉=スティーブン・マーチャント

〇ミスラーム=レベル・ウィルソン

フィンケル=アルフィー・アレン

〇クレンツェンドルフ大尉=サム・ロックウェル

 

 

4.本作のおすすめしたいポイントを紹介したい。

顔文字を使っているのは有り余る感情をどうにか文字以上に残したいからだ!(意気込みです。)

 

ジョジョの成長(*´▽`*)

本作の主軸はジョジョの成長にあります。ジョジョの成長を見届けるスタンスで見始めるため、彼が何を正しいか、何が間違っているかという物差しを彼なりに身につける姿は、10歳ながらのもがき、10歳ならではの恋、10歳ならではの向上心(戦争で成果を残したい)を応援したくなります。戦争やナチスユダヤ人迫害という背景から、自分が信じてきてナチスの精神に疑問をもち、イマジナリーフレンドにも違和感を感じ始め、ユダヤ人少女のエルサとの出会いから、少しずつ変わっていく気持ちの過程が見どころです。

①-1、ジョジョ役について。

ジョジョ役は【ローマン・グリフィン・デイビス】です。彼は本作が初出演です。オーディション時は11歳。彼の母は脚本家、父は「スリー・ビルボード」の撮影監督です。監督が1000本以上のオーディション動画の中で彼を見た時に一瞬で決めています。監督の心を射止めた彼は、幼くも生意気で意識高い系でありながら、臆病で靴紐を結ぶことができないし母親が大好きで姉が大好きであるという演技を見事に演じています。

ところでそんな母親は息子のローマンがナチの衣装を着た時に泣いたという話があります。その時代においては、ナチの制服を着ることは誇りと称さなければならない、いやそうしなければ非国民という社会だったということです。日本でも戦争行くときは応援するという背景があります。国が違っても子供が戦争に行く悲しさ、産んだ子を戦地に送る辛さを間接的に味わうという感じです。良い母親だと思う側面と国は違えど戦争を良くない、差別や迫害を良くないと思っていると感じれてパンフレットの好きな一文です。

①ー2、ジョジョの成長過程について。

ここで、【エリクソンの発達段階】を用いて掘り下げます。

児童期・学齢期(6歳~12歳):勤勉性vs劣等感と定義しています。

入学し知識や技術を学習したり友達を作ります。勤勉性とは、社会に関心を示して自発的に加わります。児童期・学童期にいくら頑張ってもうまくいかず、周囲に認められない経験が積み重なると、自信を無くして劣等感を募らせていきます。

ジョジョは10歳にして、ヒトラーユーゲントの立派な兵士になろうと志します。空想上の友人アドルフより、「お前はひ弱で人気もない。だが、ナチスへの忠誠心はピカイチだ。」と言われ、ハイルヒトラーのボーズで街を駆け巡ります。勤勉性が象徴されています。しかし、ヒトラーユーゲントの合宿そこでジョジョはウサギを殺すことができないため、あだ名として【ジョジョ・ラビット】と虐められます。エリクソンの定義と合わせると劣等感が生じていると考えます。新しい社会で周囲に認められないという課題にまさにぶつかっています。

要するに、戦争という背景に限らず、誰もが10代の時に経験している、成長過程において通過儀礼のようなものなんです。戦争という背景なしでもまず思い出してしまう、共感を生んでしまい、応援したくなります。ここで一気に映像に引き込まれるのです。

●余談ですが、映画【スタンド・バイ・ミー】もジュブナイル映画の名作といって過言ではないです。彼たちもこの発達段階の中で格闘しています。

①ー3、ジョジョの靴紐について。

ジョジョは、靴紐を結べないので、母親ロージーに結んでもらいます。足元及び靴を映すアングルが多いのは伏線であり、物語のkeypointと言っていいと思います。私事ですが10歳までまともに紐を結ぶことができずいつも適当にしていましてね、それを見かねた母親または姉が結んでくれていたこともあり、奇妙な実体験を通していて、よりジョジョへ関心を寄せてしまいました。因みに確かな根拠は薄いのですが、おおよそ7歳程度で靴紐は結べるのが一般的だそうです。

脱線しましたが、上記で言ったように靴紐を結ぶというのは1つの成長過程なんです。母親ロージーに結んでもらえる喜びはありましたが、物語後半になり、母親のある事実が発覚し悲惨な結末を終えます。その際、母親の靴紐がほどけているのを見て、いつも母親がしてくれていたように靴紐を結ぼうとしてもできません。途方にくれながらも、戦争は続きます。ついにドイツ軍は窮地を迎えます。ヒトラーの拳銃自殺、アメリカ軍等の進行により綺麗だったドイツの都市も崩壊します。ドイツ軍は敗退し、ユダヤ人少女のエルサは自由を得ることができます。母親も父親も姉もいないジョジョは、エルサがいなくなることが寂しいだからドイツ軍が勝ったことにしたいと葛藤します。エルサには本当のことを打ち明けず、脱出作戦という建て前で外にでる準備をするように言います。エルサの靴紐がほどけているのに気づき、ジョジョは靴紐を丁寧に結びます。結ぶことができます。ここに彼の成長と新しい成長過程の始まりと困難が起こるという、期待と不安が入り混じった雰囲気を匂わせます。ぜひ、靴紐の過程は見てほしいです。

●余談ですが、靴紐といえば、靴紐のビルですよね。映画【パイレーツ・オブ・カリビアン

①ー4、ジョジョの恋心について。

ジョジョは、母親ロージーの愛について意見を突っぱねます。母親ロージーは、10歳の少年らしく色々な経験をして成長してほしい、戦争なんてなければいい、などと思いジョジョに、愛が偉大なんだ、お腹に蝶々がいっぱいになる感じだと説明します。10歳だからこそ分からないし、恋愛ではなく今は戦争で勝つことが大事だという思いとナチズムの洗脳がかかっています。しかし、ユダヤ人少女のエルサとの関わりから少しずつ、ユダヤ人ではなく、彼女に興味を持ち始めます。不思議と彼女が書く絵、時折見せる笑顔や辛い表情に胸を打たれていきます。当初はユダヤ人だから絶対悪と認識しているため、彼女のフィアンセであるネイサンのふりして、嫌いであると嘘の手紙を書きます。手紙を読み聞かせられたエルサは涙を流します。すぐさまに、好きであるという手紙を書き彼女に伝えます。罪悪感なんでしょうけど、姉と似ている故に酷いことをしたと認識し、謝りたくないけど、悲しませたままで終わりたくないという思いです。ジョジョの可愛さがあり、エルサと少しずつ心を通わせるきっかけとなります。

手紙のやり取りから、ジョジョのお腹には蝶々がいっぱいになります。確か、垢だらけといったエルサにお風呂を入れてあげるシーンで描かれているはずです。蝶々=恋や愛なんです。見えないものを具体化しているんです。

蝶々のくだりで印象的なのは、母親ロージーが悲惨な結末を迎えた時です。ジョジョが歩いていると蝶々が出てきて、それを追いかけた先に母親がいるのです。このシーンは泣きますので、せひ劇場で見てほしいです。そして、蝶々を意識していると納得できると思います。

●余談ですが、やっぱり手紙を使うというのは効果的です。映画【ラストレター】でも同様のことを想いましたが、映画【グリーン・ブック】でも奥さんに書く手紙をドクター・シャーリーがゴーストライターするわけですね。手紙=ロマンチックで、映画として好きな要素というか好きなシークエンスです。

①-5、ジョジョのイマジナリーフレンドアドルフについて。

アドルフは良くも悪くも、ジョジョの成長する場面で出てきます。ほとんどがナチズムのこじつけ、時に彼を鼓舞し安心させるも、それはすでにヒトラーの洗脳となんら変わりないのです。そもそもヒトラーの青年期はどのような人だったのかという点で掘り下げます。根拠は各自で調べて欲しいのですが、ヒトラーは誇大妄想でワグナーと対話していたとのこと。また、敵のガス攻撃におびえていたとのこと。一方ジョジョは訓練で怯え、イマジナリーフレンドと対話しています。つまり、ジョジョヒトラーの児童期、またはヒトラーの卵である要素が強いと言えます。

ジョジョは物語の後半にかけて、イマジナリーフレンドであるアドルフに疑問を感じ、最終的にはヒトラーくたばれと言ってぶっ飛ばします。これも成長過程ではあるのですが、監督タイカ・ワイティティのテクニックが際立ったシーンでもあります。イマジナリーフレンドに頼らなくても生きていける、正しい事は母親と父親と姉とキャプテンKとエルサ、生きている人から教えてもらったんだという意思表示だと言えます。母親ロージーは不安ながらも少し安心して彼の成長を見守れますね。

●余談ですが、イマジナリーフレンドとは違いますが、映画【ビック・フィッシュ】を彷彿させられます。父親の話を聞いて育つ息子との関係性について描いたティム・バートンの名作です。雰囲気が似ていると思うんです。また映画【ビック・フィッシュ】を話すと、東京の映画bar「ビック・フィッシュ」を思い出しますね。今年もできたら行きたいけど( ^ω^)・・・

 

②母親ロージーの愛(^_-)-☆

②ー1、ロージーのダンスについて。

母親ロージーで印象的なのは、口元をチッっと鳴らしながらウィンクするシーンですね。シングルマザーでジョジョのために必死に守ろうとしています。決して必死な表情はしません。気丈です。善悪の区別がつける大人になれるように、ジョジョに愛について語り、ダンスをします。とある川原でジョジョと話すシーンがあります。①の項目で話している内容ですが愛について語るわけです。その流れで、自転車で帰る前に、ダンスの必要性について教えます。ダンスは自由であること、魂の開放であることを言います。その時は、ジョジョは何を言っているの先に自転車に乗って帰るよという内容を言います。それでも母親の足のステップを見ていたのですね。

ダンスについてはもう一つあります。食事中は中立地帯であるため親子同士の喧嘩はご法度です。しかし、ジョジョはエルサのこと、事故で不具になった息子という劣等感から、父親ならわかると言い放ちます。ロージーは怒り、父親の軍服を着て、暖炉の消し炭でひげをつけ、「母親になんて口をきくんだ。」と怒ります。一方でジョジョのことが大好きだからこそ、父親と母親を両方演じながら、家族でダンスしようと言います。そのダンスシーンが温かくて、戦争中であることを一時忘れさしてくれます。戦時中でも音楽とダンスって大事だなぁと思わせてくれた一面です。

●余談ですが、ダンスと言えば映画【世界にひとつのプレイブック】なんてのも好きです。奥さんの浮気で精神に異常をきたす主人公を演じるのはブラッドリー・クーパーです。ジェニファー・ローレンスも綺麗なんです。

②ー2、ロージーのファッションセンスについて。

とてもファッショナブルです。ロージー自身も綺麗で困るのよと言う始末です。第二次世界大戦の映画は、基本的に茶色や灰色といった衣装を着ていることが多いです。よほどお嬢様でないと白い衣装やファッションを楽しむということは難しいと言えます。しかし、本作においては「今日が最後かもしれない。」という意識があり、いつも一番良い服を着て、化粧をしっかりしていたと思わせます。明るい色やおしゃれなデザインが豊富なため、暗い時代と対照的になり、綺麗なロージーが際立っています。

ましてや、スカーレット・ヨハンソンがロージーを演じているのですから、綺麗×綺麗=無敵なシングルマザーです。

②ー3、女としての生き方について。

シングルマザーでありながら、時にはロマンチストで、時には詩人的です。ユダヤ人のエルサを家で匿っているときも、大人の女性は、お酒を飲み~虎と見つめ合ったりなど大人の女性の在り方について教えます。楽しいことはこれからたくさんあるから、1人になってもエルサに生きてほしいメッセージですね。ユダヤ人1人でも生きていたら、あなたたちの勝利だからと言い続けます。亡くなった娘インゲを彷彿させるエルサに、本当は娘に色々話したかったことを伝えているのかなぁと思います。

 

③エルサ(ユダヤ)が与えた影響(;''∀'')

③ー1、エルサ役について。

壁に住んでいるユダヤ人と聞いて、思い出すのはもちろん、アンネ・フランクですよね。ジョジョが「壁の住人さん。」と呼ぶシーンがあります。

アンネ・フランクと言えば、1929年~1945年しか生きることができなかった少女です。ドイツを逃れてオランダへ行くが、そこでもユダヤ人の迫害があり本棚の後ろの入り口で住んでいたのは有名な話です。

そんなアンネ・フランクを彷彿させるようなエルサを演じるのは、トーマシン・マッケンジーです。父親は映画監督のスチュワート・マッケンジー、母親は女優のミランダ・ハーコートだそうですが、詳しいことは存じ上げません。19歳の彼女ですが、可愛いです。可愛くて優しくて、少しシニカルな演技も見る側にとって爽快感があります。 

③ー2、エルサの置かれた状況について。

父親の友達の伝手によって、ベッツラー(ロージ、ジョジョ、インゲ)宅へ来ます。壁の中の住人として過ごします。母や父は戦争の中におり、フィアンセは結核で亡くします。エルサが「ひざまずいてリルケの詩を言いプロポーズしてくれた。」という話をジョジョにします。ジョジョにとっては面白くない話ですが、エルサに「なにがしたい。」と問うと、「踊りたい。」と言います。踊り=自由になりたいという意味だと考えます。ロージーがダンスについて語っていますので、ジョジョはその意味をある程度理解したと思います。亡くなったフィアンセネイサンを装ったジョジョの手紙に付き合ってあげます。ここは亡くなったインゲの様な、あるいは閉ざされた世界の中での唯一の娯楽だったのかもしれません。ロージーから頑張って生きるように言われ、どうしていいかわからない間の少しの癒しだったのかもと思える一面です。

エルサはジョジョより7歳年上です。年上の女性とは如何にも魅力的な存在なのでしょうか。「キスしてあげようか。」とエルサが言うと、「同情のキスなんていらない。ましてやナチスユダヤだからできない。」と言います。そのシニカルな演技はまさに萌えポイント、いや失礼、素敵なシークエンスです。ジョジョに真のかっこよさ、人としてのかっこよさを間接的に教えてくれる存在です。ジョジョはエルサのおかげで成長でき、エルサはジョジョのおかげ生きていこうと思える関係性であると考えています。きっと、エルサは面倒見がよく、どこかミステリアスでありながらもロージーの言われたとおり人を信じていこうとしているんです。だからこそ、幼いジョジョを弟として愛していると言っているのだと思えます。

●余談ですが、ジョジョとロージーの関係性って、ボーイ・ミーツ・ガールの要素を強く感じます。例えば映画【小さな恋のメロディ】や映画【はじまりのボーイ・ミーツ・ガール】の様な、男の子が一生懸命頑張る様を女の子が支え、最後はハッピーエンドとは言えないかもしれないけど、2人の物語は続いていくんだという雰囲気がありますよね。

 

④ヨーキーの丸い存在(*'ω'*)

④ー1、ヨーキー役について。

ヨーキーは、ジョジョの親友役です。あくまで二番目の親友です。序盤のジョジョの親友はあくまでアドルフ・ヒトラーなんです。もし、ヨーキーが皮で中からアドルフ・ヒトラーが出るなら親友1番となるのですが、中身もファットな少年なんです。

そのヨーキー役を努めるのは、アーチー・イェーツです。可愛らしいフォルムに、可愛い表情が印象的な俳優です。なんと、ホーム・アローンのリブート版の主役に抜擢されています。今後の活躍に期待です。

④ー2、ヨーキーの丸い存在感について。

丸いが与える印象にはいくつかあります。円滑で穏やか、永遠、安心感、安全、美しさ、優しさ、広がり、繋がりといったことが印象で伝わると言います。ジョジョの角ばった固定概念を、ヨーキーという存在において時に映画を優しく、時に映画に繋がりを感じさせてくれるのです。ヨーキーがいないとジョジョは成長することができません。また、ジョジョと違って兵士として活躍しなければならない。兵士としての誇りが必要か、恥をかいても生きていくことが大事か、ジョジョが本来進むであろう道を変わりにヨーキーが進んでいるのです。ヨーキーは、戦後に「お母さんにハグされたいよ。」というシーンがあります。泣けますね。それでも、ジョジョに亡くなった母ロージーを偲び「僕も泣いたよ。」と言います。本当に良い友人。他にも、序盤のヒトラーユーゲントで、ジョジョがウサギを殺せないときに、泣いていると思って追いかけます。常に優しい。また、ジョジョが金属物を回収しているときに、久しぶりに再会するときにハグします。ここもまた愛おしいシーンです。片足あげて、「ヨーキー」、「ジョジョ」と言い合います。さらに、ヨーキーは、ジョジョが「ユダヤ人の彼女ができたんだ。」というと否定せずむしろ肯定してあげます。ヨーキーの懐の広さ、ナチスの洗脳に染まらず、善と悪をよく考えている子供なんですね。

●余談ですが、ジョジョとヨーキーの関係性って、映画【ショーン・オブ・ザ・デッド】や映画【ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-】の様な、サイモン・ペッグニック・フロストの様な関係性に近いと思えます。もっと大きな範囲で言えば、映画【グリーン・ブック】や映画【最強のふたり】をイメージさせます。

 

⑤キャプテンKの優しさが俺の右目には見えている(;´∀`)

⑤-1、クレンツェンドルフ大尉ことキャプテンK役について。

キャプテンKは、戦地で片目を失い、戦力外通知を受け、ヒトラーユーゲントでの監督を務めることになります。ヒトラーユーゲントにおいて、銃剣や奇襲のかけ方、銃の打ち方、手りゅう弾(ポテトマッシャー)の使い方を教えてます。ところがジョジョジョジョラビットという不名誉なあだ名をつけられたときに、戦士としての意地をみせつけるため、ポテトマッシャーをもって投げます。しかし、ジョジョの足元にポテトマッシャーが着て自滅し大怪我します。結果顔がピカソの絵またはフランケンシュタインのようになります。そういった経緯からジョジョとの関わりが増えていく役です。

そのクレンツェンドルフ大尉を演じるのは、サム・ロックウェルです。彼は、2018年の第90回アカデミー賞で映画「スリー・ビルボード」で助演男優賞を受賞しています。アの演技はぜひ見てほしい。一方で翌年の「バイス」でのジョージ・W・ブッシュを演じ、常に作品に刺激を加える名俳優と言えます。2枚目の役でもいいのですが、彼が似合うのは3枚目、コメディリリーフが実に似合う俳優です。

サム・ロックウェルを見たいと、サム・ロックウェルを知りたいという方は、ぜひ映画【スリー・ビルボード】、映画【リチャード・ジュエル】、映画【バッド・バディ! 私と彼の暗殺デート】、映画【アラサー女子の恋愛事情】を見ていただけると、彼の豊かな演技力を知ることができると思えます。あえて、【プールサイド・デイズ】を挙げていません。

⑤ー2、キャプテンKの世界について。

キャプテンKは、戦線離脱をやむを得ず、結果ヒトラーユーゲントでの監督を務めていたが、ジョジョの一見で監督不行届で事務職にまで陥ります。しかし、ジョジョに八つ当たりすることもなく、気の向くままに事務職を担っています。ヒトラーユーゲントでは「ドイツ軍は危機であり表面上は優勢と言っている。」という様な台詞があります。彼自身すでにナチスの崩壊を悟っている印象です。故に飄々とした雰囲気なのでしょうか、掴みどころのないキャラクターになっています。本を燃やすシーンでも、虚しさというより儚げな表情をし、すでに敗戦もしくは希望がないような表情をしています。

一方で、フィンケルとも怪しい関係性にあります。スキットル(お酒を入れる容器)を一緒に飲み合い、食べ物をあーんとして挙げたり、シェパードの一見で強く言い過ぎたと慰めようとしたり、一種のLGBTQを思わせる側面があります。もちろん、ナチス政権の時代では同性愛は禁止というより殺害されることもあります。だから公にはなっていません。ただ、そのような側面をもたせていることで、彼もナチスに染まっていないのだと教えてくれます。しかし、ドイツがナチスがしてきたことはわかり、常にジョジョを手助けします。キャプテンKという存在も、ジョジョの成長過程において必要な存在だと言えます。ラストに、ジョジョに対して「お母さんのことは残念だった。良い人だった。」と言い慰め、彼を救うために「ユダヤ人が。」と言い処刑されないように逃がします。彼の様な存在が、ジョジョの世界を広げてくれたのだと思います。ジョジョが大人に対して泣く姿を見せたのはキャプテンKだけです。キャプテンKへの信頼感がよく伝わった一面でしたが、すぐお別れとなるのはとてつもない虚無感と寂しさに追われてしまいます。

⑤ー③、キャプテンKの衣装について。

軍部でジョジョに軍服のデザインを見せるシーンがあります。軍服へのこだわりがあり、風の抵抗を弱める帽子の羽、音楽で敵を弱らせるなど説明しますが、絵は小学生が描いたような出来具合です。ここで示しているのは、キャプテンKの意地と希望かと思えます。小学生のような無邪気な気持ちで、この世界を変えてくれるようなヒーローを描くと派手でカラフルなデザインになったのだと思えます。キャプテンKは気づいていないだろうが、ジョジョにとってヒーローになっていると思えます。だからこそ、キャプテンKの勇姿を画面いっぱいに映したんだと思っています。

 

⑥随所にはまる音楽(^^♪

⑥ー1、始まりのビートルズについて。

第二次世界大戦下のドイツでビートルズとは如何に。と思いましたが、これも監督のテクニックなのだと思います。時代設定や社会背景を無視したうえで、あえてビートルズを流す意味は、戦争というマイナスイメージの映画の始まりを避けたのだと考えます。タイカ・ワィティティ監督特有の、ポップでヴィジュアル・センスに富んだ演出なんだと感じられます。

⑥ー2、ラストのデヴィッド・ボウイについて。

ラストにデヴィッド・ボウイのヒーローズが流れます。戦争が終わった世界の奥行を示すような、あるいはジョジョとエルサにエールを送るような雰囲気があります。

効果的な音楽を使用できていると思えます。例えば、映画【ジョーカー】の様な、映画【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】の様に、一気に映画の虜にされます。

 

⑦イマジナリーフレンド(空想上の友達)アドルフの良い点、悪い点(-。-)y-゜゜゜

⑦ー1、アドルフ・ヒトラー役について。

ご存じの通り、イマジナリーフレンドことアドルフ・ヒトラーを演じているのは、監督タイカ・ワィティティです。監督自ら脚本し演じるということは大好きです。日本で言えば、塚本信也監督、松尾スズキ監督の様な人達は大好きです。最近では、映画【クワイエット・プレイス】のジョン・バーク・クラシンスキーも良いですね。

話が脱線しましたが、監督はユダヤ人です。厳密にいうと、彼の母方のルーツがユダヤ系で、彼の祖父はロシア軍の兵士としてナチスと闘ってきたという背景があります。タイカ・ワィティティはシングルマザーのもとで育ってきた環境にあります。父親が不在という側面はジョジョに似ているかもしれません。彼が本作を手掛けるきっかけとなったのは、クリスティン・ルーネンズの原作「Caging Skies」を、母親自身の言葉で語ってくれたことだそうです。母親の解釈を含めて語ってくれたそうです。ジョジョの空想上の友人やコメディ的な要素は原作にないそうです。その要素があったからこそ、ありきたりな戦争映画の様なメッセージとは違うものを教えてくれたのだと考えます。

⑦ー2、アドルフ・ヒトラーの煙草について。

そもそもヒトラー嫌煙家です。ですが、映画では煙草をジョジョに勧めようとします。ジョジョは「10歳だから吸わない。」と断ります。偉いぞジョジョと思います。ヒトラー嫌煙家なのにあえて煙草を勧めるというエッセンスは絶妙なコメディセンスだと思えます。実際にナチス・ドイツの反タバコ運動も起こしていますからね。

⑦ー3、アドルフ・ヒトラーの良い点について。

常にジョジョの理想の大人であることです。父親が2年間も帰ってこないジョジョにとって、どんな大人になろうかというのは常に悩みの種なのです。そこで空想上のアドルフは、ジョジョの虚構の存在でありながら、自身の理想像を示しているのです。10歳として新しい社会で凹み、アドルフに助言をもらい奮起するのは、彼の心のよりどころであると思えます。

⑦ー4、アドルフ・ヒトラーの悪い点について。

アドルフ・ヒトラーはやはり悪い存在ですね。小学生レベルの文章で申し訳ないのですが、悪=アドルフ・ヒトラーでないと物語上進まないわけです。ジョジョナチスに染まるような言葉がけを繰り返します。ユダヤ人を迫害し、ジョジョを次のアドルフ・ヒトラーへと化そうとしているいと思えます。

映画【帰ってきたヒトラー】や映画【アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲】の様な完全なコメディ映画ではないため、絶妙なバランスを保っています。きっと、チャールズ・チャップリンの様な映画【独占者】に近いキャラクターになっていると思えます。

 

4.本作の小ネタを紹介したい。

 ①映画祭について。

第44回のトロント国際映画祭で観客賞を受賞しています。

次点で映画【マリッジ・ストーリー】

さらに次点で映画【パラサイト 半地下の家族】です。

因みに第42回のトロント国際映画祭の観客賞は、映画【スリー・ビルボード】です。

第38回のトロント国際映画祭の観客賞は、映画【それでも夜は明ける】です。

言いたいことは、どれも名作です。以上。

アカデミー賞について。

6部門ノミネートされています。

・作品賞

助演女優賞スカーレット・ヨハンソン

・脚色賞=タイカ・ワイティティ

編集賞=トム・イーグルス

美術賞=ラ・ヴィンセント、ノラ・ソプコヴァ

・衣裳デザイン賞=マイエス・C・ルベオ

言いたいことは、作品賞、助演女優賞、脚色賞はぜひ取って欲しいです。希望です。

③ミス・ラームの「本を燃やしましょ!」について。

実際に燃やされていたそうです。リルケとか、ハイネとか、ヘミングウェイとか。名前だけでも聞いたことがあると思います。リルケに関しては映画の中に出てきます。

アドルフ・ヒトラーの「暗殺未遂があった。」について。

映画【ワルキューレ】でも描かれているようです。すいません、まだ見てないのにブログに書いてしまい。ヒトラーに不満があるグループによる犯行だそうですね。ぜひ見たいところです。

⑤反ナチ運動について。

実際に白薔薇とか?ナチスに抵抗する運動があったようです。映画【白バラの祈りゾフィー・ショル、最後の日々】で描かれているそうですよ。

 

5.本作から受け取ったものを語りたい。

本作はやはり【戦争による影響は害悪でしかない。】と思えます。ジョジョという少年通して戦争を考えるきっかけをもつことが大事だと思っています。少年視線の戦争の怖さはこの映画が教えてくれます。アメリカ軍がドイツに攻め入るとき、女性や子供までが銃や手りゅう弾をもち、立ち向かう様子が描かれていますが、少年ジョジョは恐怖を感じます。銃撃もしくは爆撃を受けた女性が横たわっている姿に怯えます、ヨーキーも銃の乱射に叫びます。ここまで怖い出来事は人類史上あってはいけないことです。子供が戦場に出ること、女性も戦争のために子供を産まないといけないことが当たり前のような時代に戻ってはいけないという、他にもたくさん含められたメッセージを監督は観ている人にぶつけていきます。そのメッセージをしっかり受け取っていく必要があると思っています。戦争を知らない子供たちにとって、この映画は効果的だと思います。一方で、日本にもこのような感性のある映画を作って欲しいと思うばかりです。

映画 ラストレター 岩井俊二監督の世界観が好きだからこそ語りたい!

映画 ラストレター 感想と考察について。

 

1.感想について。

 

「Love Letter」、「スワロウテイル」、「四月物語」、「花とアリス」など色々な愛の形を表現し、熱狂的なファンもとい信者を作っていく、岩井俊二監督の最新作が、本作の「ラストレター」です。珠玉のラブストーリーと銘打っていますが、純文学をなぞるようなロマンチスト要素が強く、完成度が物凄く高い作品です。あまりにも綺麗すぎて、うっとりするような、まるでクラシックを聴いているような感覚でこの岩井俊二監督の世界観に没入することができます。というより身体に沁みてくる作品なんです。誰しもが経験する、もしくは考えてしまう素敵な高校生活から、大人になったときについ振り返ってしまう良くも悪くも成長させてくれたあの時の生活。あの青春を甘酸っぱくも夢が無限にあったような若き時代と現代を手紙を使い映像を通して行き来しています。

監督の出身である宮城が舞台であったことから、いつもより背景に力を入れている印象でした【思い入れが強いという印象です】。冒頭からの滝の映像、広瀬すずと森七菜が登場する場面はとても静かで穏やかな状況ではないのに、無邪気で明るい様子が映されています。母親の葬式なのに奇妙な光があるんです。

高校時代の生物部の活動で川の水を掬うシーンも綺麗でしたね。「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のプールのシーンのように、青春がほとばしるというか、水の先に見える好きな人っていうのが個人的にツボなわけです。神木隆之介のことを好きな森七菜という関係性は見る側にとっては知っているわけですから。先輩が初恋っていうのも甘酸っぱくて、少女漫画みたいじゃねぇかと思うんですけど好きなんですよ。なんせ「シェイプ・オブ・ウォーター」のように、水には特有の描写や監督の思い入れってあると思うんですよ。水はどんな形にも変えて、色んな印象を与えてくれますからね。そのため、プールや海や川や雨やペットボトルの中の水などシーンにとっては特別意味がなくても意味がありそうな雰囲気あるじゃないですか。だから、水を使った世界観は大好き。

また、葬式であるシーンが妙な新しい始まりかとも感じさせる雰囲気の作り方がなんとも良い始まり方でした。葬式といえば「最初の晩餐」のような家族で弔い、家族の思い出を原点回帰するような映画や、「おいしい家族」や「私は光をにぎっている」のように人生で行き詰った主人公が次へのステップを元気に踏み出すようなテーマであることが多い印象です。そういった映画のラストはとても暖かい気持ちになって劇場を跡にでき、色んな伏線に色んな思いやりが込められていると思うとなんだかうれしい気持ちになるため、葬式というものがマイナスな印象にはあまり感じません。

そしてこの「ラストレター」という作品は読むという行為が物語を繋いでいくのが素敵なんです。「小説を読む」、「手紙を読む」、「弔事を読む」、「答辞を読む」、「母の遺書を読む」そして読むということは、声を出して読む、文字が音に変わっていき、映像と相まってより感傷的になってしまいます。

素晴らしい映画「ラストレター」をぜひ劇場で見てほしいなぁと思い、自分なりに分析してみようと思います。

 

2.本作の物語について。

裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。裕里は葬儀の場で、未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。そしてその場で、初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会することに。
勘違いから始まった、裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は、未咲のふりをして、手紙を書き続ける。その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(回想・神木隆之介)と未咲(回想・広瀬すず)、そして裕里(回想・森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。
ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきたそれぞれの初恋の想いを、時を超えて動かしていく―――

 

3.本作の長所と短所について。

〇長所

岩井俊二監督がこだわった手紙を通した物語!

現代社会はインターネットの普及に伴い、メール、ラインといったSNSでのコミュニケーションが主流となっています。そこを監督はスマホを壊すことで繋がれない状況をつくりあげます。これは、矢口史靖作品の「サバイバル・ファミリー」や「ダンスウィズミー」のように序盤から文明の利器を破棄する手法ですね。あえてない方が世界観を固定しやすいんだと考えます。それはさておき、手紙だけの一方通行なやりとりがいいんです。ヒロインの松たか子は返事はしなくていいという思いでありながらも現状を初恋の人に伝えたい一心で手紙を送ります。毎回返信はいらないことを伝えます。手紙をもらう福山雅治は自分のせいで夫といざこざがあった事実から心配して自宅の住所に送り始めます。その手紙を広瀬すずと森七菜が見て手紙を書き始めます。奇妙な関係性で始まる手紙のやり取りは、とても面白いです。相手の顔が見えないからこそ、自分の思いを素直に乗せている。その反面は誰かに読まれると少しこっぱずかしい。それでも、母親を亡くしてしまった広瀬すずにとっては母親の様子を知るきっかけとなり、少しずつ彼女の気持ちがほぐれていくんですね。

海街diary」のような父親がなくなって決して不安そうな表情を見せない健気な女の子を演じていた広瀬すずが、今回は母親を自殺という形で亡くした中で、どこか遠い目をしている演技が印象的でしたね。そして、福山雅治から送られてくる手紙を読みすぐに未咲という小説を思い出し、母が大切にしていた高校時代の神木隆之介からの手紙を読んでいた流れがこの物語を手紙で埋め尽くした意味があると思える瞬間でしたよ。

きっと、この映画を見た後に手紙を書きたくなります。

 

②「四月物語」からの「ラストレター」で魅せる松たか子の演技(1998~2020)

私実は岩井俊二監督作品で一番好きなのが「四月物語」なんです。

まだあどけない20代の松たか子の可愛さはすごいぞ。こんな人と一緒に大学生活をエンジョイしたいと思うし、興味のない釣りのサークルにだって入りたいぞ。冒頭の北海道旭川から東京へ向かうシーンが一番の見どころです。松たか子ファミリーが全員で旭川から送り出すんだから。初主演映画だからって家族全員で応援しなくても!

ただ、「横道世之介」を彷彿させるような大学生活と1人暮らしの雰囲気が、新しい何かの始まりを示しつつも、緊張や不安もよぎる松たか子の演技や良し!また、大学に行く理由は大好きな先輩を追いかけるためだったからこそ良し!ってか純愛すぎて好きだ!

松たか子の演技は健在そのもので、初恋の彼が直接会うとなったときに慌てて化粧をしようとすること、少しでもきれいに見せたいという乙女な演技や40代になっても可愛いなぁと思ってしまった。福山雅治に手紙を送るということで、彼女の閉鎖されていた家庭や環境という世界が少し開けて、手紙を書くことが楽しみ、全然疚しい気持ちや不倫という状況に発展することはない純愛さ加減がたまらなく良かったです。

 

広瀬すずと森七菜が姉妹役として共演!美少女二人に思わずにやけてしまうシーンの数々。

この2大美少女が登場するだけで期待値高めなのに、姉妹役+いとこ役とか軽くめまいしましたよ。書きたいけど好きなシーンは自分の中におさめておきます。いやでも、二人で小説を読み始めるところはなんか愛おしくなっちゃった。というかいちいち二人とも可愛いんです。現代と高校生活のときで2人は少し違った役位置になるのですが、違和感なく、ちゃんと分けた演技ができていたので好印象でした。でも、高校時代よりいとこでの役位置の方が自然体で良かったかも。あと、犬の散歩しているシーン、福山雅治が2人を並べて写真をとるシーンも良かった。さり気ないピースとかも良かった。二人で布団を敷くシーンも可愛かった。

あとあと、答辞を読む広瀬すずのシーンはとても印象的で、無限の可能性が広がっていた高校生活について言うのが良いよね。神木隆之介に添削してもらってできたから2人で確かめ合うような感じが良いよね。

そんでもって、広瀬すずに【君小説家になりなよ】なんて言われたら誰しもが絶対なろうと思うじゃないですか。あのシーンはずるすぎる!「先生! 、、、好きになってもいいですか?」のように階段のシーンは擽られるんだよ。

 

〇短所

①現実はこんなもんじゃない。本当のリアルな高校生活は何もない。リア充爆発しろ!

まぁ散々褒めていたつもりですが、本作品を受け入れることができない人もいるわけです。そのためあえて短所を挙げるとしたらまずは現実味がないですよね。理想の恋愛というか、理想の高校生活。実際は「桐島、部活やめるってよ」のようなね、スクールカーストが満載なんですよ。きれいごとばかり述べてんじゃねぇよという気持ちにもなりますよね。あんな絶世の美少女がいて、生徒会長で、自分が転校性だったらそりゃもう好きになりますよ。一方でその妹が好きになってくれるなんて、なんの属性だよ。どんなリア充なんだよ!って話なんです。

しかしそれはきっとあなたがすさんでいる心や環境でいるからです。穏やかな気持ちになって一度見てください。きっと長所の部分が光りだしますから。

 

②こんな福山雅治は見たくない。「マチネの終わりに」とのギャップ萌えはなし。

くたびれたスーツ、汚いアパートに住んでいるんです。いささかカッコ悪い。カッコ悪すぎて、ギャップがなさすぎる。物語上、売れない小説家で未咲を幸せにできたか、売れている漫画家の庵野のようなきれいな家は対照的に幸せなのか、という問いかけがある点は面白い。しかし、福山雅治はカッコよく撮ってもらわないと一ファンとしては残念でしかないのです。「マチネの終わりに」は才能の限界に苦悩する様が印象的で、天才でカッコイイ故に悩む演技が良かったんです。今回はまるっきりギャップ萌え的要素はないんです。

マイナスポイントを考えるとして挙げただけで個人的には意外と良いのかもと言う思いが10%ぐらいありましたけれど。

 

庵野秀明、お前はさっさとエヴァでも作っていろ感。

庵野秀明の演技は嫌いじゃないけど、エヴァ間に合うのか。という気持ちになりましたね。ちょっとしか出ないのかと思うと、割と台詞あんじゃねぇか。役作りする前に、エヴァ作ってこいと思いましたね。演技は中の下ぐらいな気がしたし。亭主関白なのはいいけれど役者は似合わんかもしれませんね。まぁエヴァにわかな私はなにもエヴァについて語ることはできませんが、一応アニメ作品はさらっていますし劇場版もね知ってはいるけど、コアなファンではないのです。

 

4.本作の見に来て欲しい人たち!!

①F2~F3層の人たち。

おもに30後半から50代にかけた女性にはグッとくるものがあると考えます。携帯電話やメールの機能が普及した年代は、一般的には1994年から1995年にかけて、家庭でのパソコンを持ち始めるように変わっていくため、その年代に入る前は手紙や電話が主な連絡手段だったと考えます。そして、授業中に手紙を回したり、交換日記が行われていた年代は主にこの年齢層に値します。30代の女性にとってはすぐに携帯電話の使用が繋がる一方で、少女漫画でも、手紙や交換日記というものが印象付けられていると考えます。松たか子福山雅治の手紙のやり取りは見ていてにやにやとし、自分の体験を思い返すことがあると考えるため、この年齢層には確実に受けると考えます。

松たか子の役どころは2人の子供をもつ母親で、亭主関白の夫に振り回され、義母の世話、家事全般など自分は今何をしているのだろうと振り返ってしまうという背景があります。

エリクソンの発達段階の内容】

エリクソンの発達段階を例に挙げると、発達課題の第7段階は40歳~65歳頃までの成年期を一括りとしています。成年期に導かれる要素は「世話」です。この時期はすでに結婚をしていて子どもが生まれ、自分以外に大切な守るべきもの・育てていくべきものが増えていく時期。結婚していない・子どもがいない人でも、仕事などで部下の指導を通じて守る・育てるといった「生殖性・世代性」が課題となってきます。若い世代を育てていくという、今までとはまた違うステージに立つこの時期に必要なポジティブな課題が「生殖性・世代性」。そして「生殖性・世代性」と対を成すネガティブな課題が「自己没頭」です。
この時期に 「生殖性・世代性」 を持つには、確固たるアイデンティティのもと自分を磨いたり、能力を高める為の努力をおこなっている必要があります。
それがなければ「次世代」に託すものがないので、社会的にも 「停滞」 してしまう可能性があるのです。

というように、いわゆるこの年齢層には当てはまる問題なんです。

「ラストレター」の松たか子のように、昔の初恋の人と会う、手紙のやり取りをするというのは、あの高校時代に比べて成長した自分、今ある自分はこれからどうしていくのか少し立ち止まって過去に遡るという、ある意味人生の作業なんです。

ここが、F2~F3層の心をグッと掴んでいけるという根拠なんです。

 

宮城県の人たち、そして岩井俊二好きな人たち(Love Letterファンへ)

どうして宮城県かという撮影地であり、聖地巡礼も楽しめるわけです。

仙台市での撮影は、バス停で待つシーン、松たか子がカフェで手紙を書いているシーン、犬の散歩道、神社へ向かうシーンに使われています。

一方で白石市は、冒頭の滝や葬儀の寺、旧校舎、生物部の活動シーンで用いらています。

では、具体的にどの程度いるか。これはネット上で調べた話なので根拠はありません。まずおおよそ30代前半の女性は3万人程度なんですね。5歳ずつ分けているグラフがありますが、おおよそ30~40代と括ると6万人程度はいることになるそうです。上記の見に来て欲しい人達①に合わせて、宮城県という括りにするとこの人数がターゲットとなりえると考えます。

それに加えた岩井俊二監督。Twitterフォロワー数105205人です。

岩井俊二監督作品の人気ランキングはというと、

【映画ランキング専門サイト】「Love Letter」 ☆3.99 評価A

【映画.com】「Love Letter」☆3.77

【goo.岩井俊二監督の映画で好きな作品は】「Love Letter」2222票 1位

【Filmarks】「Love Letter」☆3.8

Yahoo!JAPAN映画】「Love Letter」☆4.26

【COCO】「Love Letter」COCO映画レビュー満足度90%

以上のことから、「Love Letter」が好印象をもっている方が多いことが考えられます。なぜ「Love Letter」のみに絞ったかというと、もちろんこれは「Love Letter」のアンサー的映画が「ラストレター」となるからです。決まり文句ではありますが、アンサー的映画は色んな要素が前作品に似ている訳で、より監督を好きになることは間違いなしというわけです。 

 

③新進気鋭の女優が唄でも魅せる、透き通った、自然と身体が揺れる主題歌に注目!

今回主題歌を担うのは、新進気鋭の森七菜です。

「天気の子」や「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」と昨年度は話題が絶えませんでしたね。可愛くて、少しとぼけていながらも、ピリッとしたシリアスな演技もできるとこれから期待できる女優さんと言えます。その彼女が次は歌に挑戦ですね。売れている女優の花道とも言えますね。

主題歌「カエルノウタ」作詞は岩井俊二監督です。作曲は小林武史(元ミスチルのプロデューサー)です。最強です。可愛い子が一生懸命歌う。それだけでいいのです。実に透明感のあって、耳さわりの良い感触のよき映画と言えます。

「たゆたう感じ」、「何回も聞きたい」という意見が出ていて、中々高評価のようです。

そこで、森七菜という女優にどれだけ支持している人がいるかを分析します。

森七菜の公式音楽スタッフ Twitterフォロワー数10229人。

morinana_official Instagramフォロワー数431388人。

【【将来有望】美しすぎる10代の女性芸能人ランキング 11位から19位】13位

【最も「演技力」が高い若手女優ランキング 49位から60位】52位

ランキングに関しれはこれからの期待という感じですね。

 

5.本作の評価

【ぴあ映画生活】78点 初日満足度ランキング10位

【COCO】COCO映画レビュー満足度86% ポジティブ指数100%

【Filmarks】☆3.8

Yahoo!映画】☆3.97

【映画.com】☆3.8

まぁこれだけ見ても、高評価と言っていいでしょう。というより、私はこの結果だけで見に行きたくなるレベルですけどね。

 

6.本作を勧めたいポイント!

長所をより押していきたいと思います。

①黙って岩井俊二の映画を見てくれ!!

公開当時には「岩井俊二気持ち悪い」というのがTwitterに上がっていました。そんなに否定しないで欲しい。彼の世界観は誰もが好きなはずの理想の世界じゃないか。手紙をモチーフにしたところも日本の古き良き感じも、感情を手紙に乗せる感じも良いテイストになっています。だから否定的な目や発言はなく、一度「黙って岩井俊二の映画を見てくれ!」、見たあとの文句はたくさん聞いてやる。しかし、否定的な意見はすぐに納得はできない。私はあくまで肯定していますからね。

因みに煽り文句は「黙ってピアノを弾いてくれ」というドキュメンタリー映画のパロディです。

それは置いといて、背景や環境やカメラワークや音楽だっていい作品なんです。ラブストーリーに執着しないで欲しい。森七菜という可愛い女優を見れること、松たか子の「四月物語」から成長した演技を見守るのも良し、ちょっと今までにない福山雅治の上手くいっていない大人の姿に見惚れるも良しです。物語に執着せず、あなたの好きになる点はたくさんこの映画に溢れています。なんならおおよそ寝ていてもいいから、広瀬すずの答辞のシーンだけでも真剣に見てほしい。皆さんが経験したことに必ずあてはまる文言が述べられています。パンフレットにはその内容が記載されています。もう一度読むと子の映画の雰囲気ってやっぱり好きと思うはずです。

 

②「固定概念を捨てろ」そしてこれが珠玉のラブストーリーだ。

これはスター・ウォーズヨーダの名セリフですね。

①の内容とかぶりますが、最初のイメージが悪い、ナルシストな映画だと思わないで欲しいという願いです。「固定概念を捨てろ」ということで、新しい価値観が生まれ、新しい映画体験できるというものです。

私は、岩井俊二監督作品の集大成な要素も含められていると思います。映画監督って映画を作るだけでなく、他にも才能がないとなり得ない職業でもあるんです。岩井俊二監督の魅力は、小説や歌にも含まれているのです。

今回の主題歌「カエルノウタ」も彼が作詞をしていますね。ミュージックビデオも監督しています。また、ドキュメンタリーやキットカットのCMなど。つまり彼は天才なんです。凡才の私には、彼が描く世界観に魅了されてしまうのです。それこそ、「四月物語」を最初見ていると、こんな大学生活なんてありえないし、好きな人を追って東京に行くことなんてないわ、と冷めた感じに思っていましたよ。しかし、社会人になるとそうやって追いかけていく人がいる話を聞いて、そんなに人を好きになれるんだという魅力と、そういうことを映画で描ける監督がいるという喜びを感じましたね。だからこそ、年齢を重ねた時に新しい発見があると思うのでぜひ見てほしい。

 

③「もっと私をパンクにして。」

これは、「パーティーで女の子に話しかけるには」の台詞ですね。エル・ファニングがちょっとエッチでファンキーでミステリアスが堪らないシーンです。自分を変えたい、好きに生きたいというシーンでもありますね。

言いたいことは、「ラストレター」は泣けてしまう映画なんです。初恋の人と出会う、初恋の人と手紙でやりとりをする、初恋の人が自殺してしまう、自分は今どこにいるのか、今でも初恋の人が好きで・・・色々考えさせられるシーンが豊富なんです。

つまりですね、この映画の終わり方は前向きな一歩を踏み出すきっかけをくれる映画なんです。自分にとって、高校時代が如何なるもので、好きだった人を通して、新しい一歩を踏み出す。そのシーンはぜひ劇場で見てほしい。福山雅治松たか子にプレゼント渡すのですよ。そこにこういった思いが詰まっていると考えています。

 

7.まとめ

 実は「ラストレター」を企画・プロデュースしたのは川村元気なんです。やられた。知らなかった。気づかなかった。それでも川村元気ありがとう。良い作品を企画してくれてありがとうという思いです。

最後に「ラストレター」を見た後にぜひ「四月物語」を見てほしいです。短くて見やすい作品です。台詞も少ないので絵や音で魅せてくれるシーンがありますのでおすすめです。

劇場鑑賞数200本超え!2019年映画ランキングを紹介!

2019年映画を振り返る

というわけで、正月休みを3日間もいただけたことが社会人になって6年が経ち、初めてのことだったので有意義に過ごさせていただきましたね。いやぁ、本当に毎回正月は仕事か、夜勤ばかりしてきましたからね。私以外にも働いている人が多いから文句は言わないぞ。なんて思いながら仕事を頑張っていたわけなんです。

そんな私は自分に甘い甘すぎるご褒美をあげようと思い動画配信サービスに入ることにしました!もちろん「Netflix」に加入!!「MIHOシネマ」や映画雑誌を読む限り映画好きな自分には「Netflix」しかない!そして、マーティン・スコセッシ監督、マイケル・ベイ監督、園子温監督が待っているぞ!

ってなわけでずっと映画を見てました。それ以外は『義母と娘のブルース』や『SHIROBAKO』を一気見、紅白の星野源を繰り返し見て、ずっとお酒を飲んでましたね。映画以外のもの、アニメーションやドラマを中々見ることが少なかったのですごく新鮮に観れました。特に『SHIROBAKO』は興味深い面白さがありました。アニメーションの舞台裏って色んな役割をもった人たちが、色んな苦悩や課題があり、次へのステップにもがく主人公たちに感情移入しちゃって、今年度の劇場版に期待しちゃいますね!今後はアニメーションとかもブログに書きたいなぁ。

 

私事ではありますが、今年度は更に仕事が忙しくなるためTwitterやブログが書けないと思うと寂しい。映画の気持ちを書くという作業が気持ち良いんだけどなぁ。まぁ、そんなこんなで、休みのうちに去年の思い出を記録したいということで本題に入ります。

 

私的には、2019年は【終わり】という印象がありましたね。例えば、映画に関係しないことであれば、平成が終わり令和となりました。【新しい時代の幕開け】という感じでもありますけれど、

映画でいえば、

アベンジャーズ/エンドゲーム」

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

「ミスター・ガラス」

IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。」

男はつらいよ お帰り寅さん」

というように、ひとつの映画の終着点を描いた作品が多かった気がします。

個人的には、【終わり】=寂しさと嬉しさの交差点という考えでして、【劇場で見れてよかった】や【劇場で体験できて良かった】、【でも終わってしまった】、【もう見れないんだ】という気持ちになってしまいます。

だからこそ、上記に挙げた作品は特に印象深く残っています。というよりどれも泣きましたね。アベンジャーズの喪失感とありがとうという思い、ミスター・ガラスのシャマランの思い切った3部作に心が躍り、IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。に至ってはホラー映画でこんな感動するとは思いませんでしたよ。

一方で、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けに至っては・・・

最高としか言えない!!

賛否があるのは仕方ない!

だけど、映画好きには裏切らないストーリーと演出!でしたね。

シリーズものって人それぞれの思い入れがあるから見る尺度が違うから、その人にとって感動する大きさが変動するんですよね。

そして、男はつらいよ お帰り寅さんは・・・

寅さんスクリーンにお帰りなさい

ここに寅さんがいるよ

寅さんの台詞がまた染み入るよ

と思いましたよ。

また、

「午前十時の映画祭10-FINAL」

も今年の3月で終わりですが、ひとつの企画が終えてしまう感覚です。

北海道には弐番館やミニシアターの劇場は少なく、過去作品を劇場で見るという機会が少ないのです。だからこそ、シネコンで過去作品を見れる喜びが減ると思うとひどく残念です。映画は毎年1000本以上が劇場で上映されていくから、秀作や自分の好みに出会えるのが少ないのです。また、その時代に自分がなにかしらの都合で見れなかったときのためにも、過去作を劇場で上映してくれることがうれしいものなんですけどね。

さらに、

「札幌ディノスシネマズ」閉館

もひとつの歴史に幕が下り感じでした。親しまれた映画館であり、札幌シネマフロンティアや札幌ユナイテッドシネマにはない作品が豊富でしたからね。今年北海道で上映されていない、「アンダー・ユア・ベッド」や「CLIMAX クライマックス」とかもおそらく上映していてくれたのかもしれません。あぁーTwitterで評判良かった故にとてつもなく見たい欲求が強いんです。

札幌ディノスシネマズでは最後に「ジョーズ」を見ましたけど、高齢者がかなり多い中あの時代に上映していたジョーズの感動を彷彿させたのか上映終了後には拍手喝采なわけですよ。いい締めくくりだったなぁと思いましたね。

 

 

なにかマイナス要素の強いコメントばかり書いてしまいましたね。やっぱり人生に永遠はないように、終わりは常になんか物寂しい気持ちになってしまい。ネガティブな思考が働きすぎましたね。

 

ところで、今年度は前例にないほど映画を見ました。

トータルの作品数は、232本です。

邦画は88本、洋画は144本という内訳です。

さらに、BD、DVD、WOWOWスター・チャンネルを合わせると、803本見れました。見たなぁと満足感に浸ることはできず、まだまだ見れるぜという気持ちでした。映画って素晴らしい。飽きさせず、色あせない。去年も映画を楽しめましたね。

 

記録用に劇場での鑑賞した映画をブログに残しておこうと思います。

 

1月

映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS
蜘蛛の巣を払う女
クリード 炎の宿敵
イット・カムズ・アット・ナイト
喜望峰の風に乗せて
日の名残り
夜明け
チワワちゃん
マスカレード・ホテル
ミスター・ガラス
バジュランギおじさんと、小さな迷子
TAXi ダイヤモンド・ミッション
十二人の死にたい子どもたち
サスペリア
そらのレストラン
サイバー・ミッション 
シシリアン・ゴースト・ストーリー
17本

 

2月

七つの会議
フロントランナー
メリー・ポピンズ リターンズ
パルプ・フィクション
愛唄 -約束のナクヒト-
デイアンドナイト
アクアマン
ファースト・マン
赤い雪 Red Snow
アストラル・ アブノーマル鈴木さん
ジュリアン
フォルトゥナの瞳
女王陛下のお気に入り
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたい と思った。
THE GUILTY/ギルティ
翔んで埼玉
サムライマラソン
アリータ: バトル・エンジェル
半世界(映画館)
20本

 

3月

グリーンブック
移動都市 モータル・エンジン
運び屋
キャプテン・マーベル
君は月夜に光り輝く
家族のレシピ
ビール・ストリートの恋人たち
スパイダーマン: スパイダーバース
シンプル・フェイバー
バンブルビー
ブラック・クランズマン
天国でまた会おう
ビリーブ 未来への大逆転
ダンボ
ソローキンの見た桜
ウトヤ島、7月22日
16本

 

4月

未知との遭遇
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
バイス
Be With You ~いま、会いにゆきます
ビューティフル・ボーイ
ハロウィン2018年制作
マローボーン家の掟
キングダム
シャザム! 
まく子
アベンジャーズ/エンドゲーム×2
愛がなんだ
14本

 

5月

空母いぶき
映画 賭ケグルイ
ラ・ヨローナ〜泣く女〜
名探偵ピカチュウ
コンフィデンスマンJP -ロマンス編-
居眠り磐音
魂のゆくえ
ROMA/ローマ
レプリカズ
神と共に 第一章 罪と罰
貞子
The Crossing ザ・クロッシング Part I
The Crossing ザ・クロッシング Part II
ザ・フォーリナー/復讐者
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
アナと世界の終わり
パラレルワールド・ラブストーリー
長いお別れ
18本

 

6月

ジョーズ
風と共に去りぬ
さよならくちびる
芳華 Youth
パリ、嘘つきな恋
クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅
町田くんの世界
僕たちは希望という名の列車に乗った
スノー・ロワイヤル
泣くな赤鬼
メン・イン・ブラック:インターナショナル
ザ・ファブル
X-MEN: ダーク・フェニックス
劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
ハウス・ジャック・ビルト
パピヨン
新聞記者
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
神と共に 第二章 因と縁
19本

 

7月

Diner ダイナー
ハッピー・デス・デイ
凪待ち
いちごの唄
今日も嫌がらせ弁当
誰もがそれを知っている
ゴールデン・リバー
旅のおわり世界のはじまり
ブルース・ブラザース
アラジン
トイ・ストーリー4
さらば愛しきアウトロー
ハッピー・デス・デイ 2U
WE ARE LITTLE ZOMBIES
チャイルド・プレイ
天気の子×3
東京喰種 トーキョーグール【S】
アルキメデスの大戦×2
アマンダと僕
22本

 

8月

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
アルキメデスの大戦
ダンスウィズミー
ONE PIECE STAMPEDE
HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ
ライオン・キング
イソップの思うツボ
存在のない子供たち
ロケットマン
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
引っ越し大名!
ブルー・ダイヤモンド
13本

 

9月

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
永遠に僕のもの
タロウのバカ
やっぱり契約破棄していいですか!?
いなくなれ、群青
アス
SHADOW 影武者
台風家族
人間失格 太宰治と3人の女たち
僕のワンダフル・ジャーニー
記憶にございません!×2
命みじかし、恋せよ乙女
風をつかまえた少年
アナベル 死霊博物館
アイネクライネナハトムジーク
アド・アストラ
見えない目撃者
HELLO WORLD
惡の華
ホテル・ムンバイ
ヘルボーイ 2019年
宮本から君へ
ブラインドスポッティング
24本

 

10月

ジョン・ウィック:パラベラム
蜜蜂と遠雷
ジョーカー×2
時計じかけのオレンジ
メランコリック
空の青さを知る人よ
最高の人生の 見つけ方日本版
エスタデイ
ハミングバード・プロジェクト0.001秒の男たち
英雄は嘘がお好き
真実吹き替え
楽園
マレフィセント2
スペシャルアクターズ
真実字幕
クロール -凶暴領域-
フッド: ザ・ビギニング
ガリー・ボーイ
スティング
樹木希林”を生きる
ブルー アワーにぶっ飛ばす
プライベート・ウォー
108~海馬五郎の復讐と冒険 ~
ジェミニマン
25本

 

11月

IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。
ホームステイ ボクと僕の100日間
最初の晩餐
マチネの終わりに
レオン完全版
ひとよ
NOSMOKING
おいしい家族
グレタ GRETA
影踏み
i ー新聞記者ードキュメント
オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 Wings Over Everest
ブライトバーン/恐怖の拡散者
閉鎖病棟 それぞれの朝
ターミネーター:ニュー・フェイト
決算!忠臣蔵
ゾンビランド:ダブルタップ
わたしは光をにぎっている
エンド・オブ・ステイツ
MANRIKI
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
21本

 

12月

ファイティング・ファミリー
ロボット2.0
ドクター・スリープ
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
ルパン三世 THE FIRST
ゾンビ 日本初公開復元版
ゴーストマスター
エセルとアーネスト ふたりの物語
人生、ただいま修行中
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト
天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント
カツベン!
屍人荘の殺人
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
家族を想うとき
マイ・ビューティフル・デイ
ジュマンジ/ネクスト・レベル
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け×3
映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか
サタンタンゴ
男はつらいよ お帰り寅さん
23本

 

 そこで、私的な映画ランキングを挙げたいと思います。

ランキングを紹介する前に、私なりに映画って「思い出度合指数」によって評価がかなり異なると思います。スター・ウォーズやマーベルをランキングに挙げないのにもそういう理由です。シリーズものの作品は「思い入れ」が全然違います。劇場で感動した思いだったり、当時の映画では新しい試みだったり、当時一緒に見た人の思い出だったりで色んなものに補正され、昇華され、評価が高くなっていくと思います。だから純粋につまらないという意見にも同意してしまうんですよね。さらにシリーズものはファンサービスがついてくるから、そこが映画好きは擽られてしまうものです。

だから、正しいジャッジが曖昧になってしまうんですよ。例えば「男はつらいよ」はおおよそ作品は見直していると思います。シリーズが多すぎてすべてのヒロインを説明できないし、展開は毎回同じ感じだけれど、やっぱり見たくなってしまう。寅さんに引っ張られるんですよね。どの作品がおすすめか問われると困ります。また古参の方たちや一部に熱狂的なファンは新参者を受け入れないや知識が足りないとかで否定しがちなんですよね。語りたいって否定じゃなく、共感と新しい発見だと思うのですよ。

つまり、映画のランキングとして挙げるならやっぱり「新しい映画体験」「映画によってつながっていく映画」「語りたくなる映画」というものが大事だと思うんですよね。そのため、大好きなスター・ウォーズやマーベルや寅さんはランキングにあげず、思い出にとっておくスタイルなわけです。

 

邦画編

1位わたしは光をにぎっている

2位宮本から君へ

3位新聞記者

4位いちごの唄

5位居眠り磐音

6位愛がなんだ

7位カツベン!

8位さよならくちびる

9位町田くんの世界

10位ゴーストマスター

特別賞いなくなれ、群青

特別賞ソローキンの見た桜

 

まず1位にした「わたしは光をにぎっている」

ぜひこの作品を見てほしいです。再生と成長をテーマにしてあり、故郷や自分が育った環境が変化していくさまが綺麗に描かれています。幼少期が転校の繰り返しで、物心つく前に育った地域を知らずにここまで生きてきたけれど、とある日に育った地域に赴くことがあり、色々変わっていて不思議な感覚でした。商店街やスーパーや本屋などが変わって、新しいチェーン店があったり、いつのまにかビルが建っていたりと、自分が知っている環境ではないのかもと思いました。だから、知っているはずの環境が、知らない環境へと変化する様は、当たり前の日常はいつも変化していることを示しているようでした。その思いが、そのまんまこの映画で表してくれています。

実はこういう系統の映画ってありそうでない要素なんです。誰しもが経験していて、誰しもが共感できる要素が豊富です。

主人公を演じるのは松本穂香です。主演はまだ少ないですが、透明感があり、あどけない演技が好きです。主人公の澪は、社会性が足りず、引っ込み思案で、思いを上手く言葉や表情に表出することが苦手なんです。それを自然体で演技できているのが素晴らしいです。

エンディングで流れるカネコアヤノの「光の方へ」も印象的です。必死にもがいて自分の生きていく道を探す雰囲気で好きです。

 

そして10位にした「ゴーストマスター」

TSUTAYAが主催する映像企画発掘コンペ「TSUTAYA CREATERS'PROGRAM FILM 2016」で準グランプリを受賞しています。今年度といえば「ブルーアワーにぶっ飛ばす」もこのコンペに該当されます。予告をみてわかるように、究極の映画愛を示しています。究極の映画愛というのは、タランティーノやキュアロンを彷彿させますよね。2人の映画愛は特に好きです。自分が好きな物を表現するってすごいことだし、それが評価されることがさらにすごいことだと思えるんです。

というのも、本作品の監督ヤング・ポールが示したのは、ロメロやパルマやライミやミラーやカーペンターやフーパーへのラブレターなんです。見たらわかる映画愛!見てほしいこの映画愛!いわゆるB級映画と定義されてしまいがちな映画には、実はすごい映画なんだよ、昔の素敵な映画が、素敵な「ゴーストマスター」という作品が生まれたんだよと感じてほしい作品です。

 

 

洋画編

1位ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

   ジョーカー

3位運び屋

   ROMA/ローマ

5位魂のゆくえ

   女王陛下のお気に入り

7位家族を想うとき

   ハウス・ジャック・ビルト

9位スノー・ロワイヤル

10位芳華 Youth

特別賞アナと世界の終わり

 

同率1位についてはブログで書いてみたのでここでは具体的には話しませんが、昨年度はやはり「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と「ジョーカー」ですよ。色んな映画の要素がふんだんに含められています。1つの作品で色んな作品が見たくなる、あの映画にこの要素があって、あの映画のオマージュやインスパイアされていると考えると、すごく映画が好きになっていきます。だからこそ、上記の2作品は愛してますね。

「ROMA/ローマ」これはずるいなぁと思いましたよ。いやぁずるいなぁ。本当にずるいなぁ。面白すぎだろう!モノクロな映像、実際に体験しているような空気と世界観、カメラの一定の固定した撮影方法、ワンカットが長くてずっと見ていたくなるような気持ちにさせられました。本作品に出会わなければ「サタン・タンゴ」を見ようとは思いませんでしたよ。

特別賞においた「アナと世界の終わり」

ゾンビミュージカル映画って新鮮じゃないですか。「ショーン・オブ・サ・デッド」×「ラ・ラ・ランド」ですよ・名作のコラボ。笑える視点、感動できる視点があり、ゾンビ視点、ミュージカル視点として、様々な視点で見れて楽しいですよ。短編映画がもとになっていますが、その監督が若くして病で亡くなってしまったのを、引き継いでできた映画ってだけでもう最高です。作り手に感謝ですよ。

 

総括して、

最後に仕事しながら1年間は好きなだけ映画を見ようという計画は見事に成功できました。ここまで作品と出会えることは今までありませんでしたし、各映画祭のヒット作品から、ミニシアター系、劇場復元版とか楽しめました。おそらくブログもTwitterも継続しますが、本職に集中しないといけないため、しばらくはお休みということで。

今すぐ見たくなる映画情報がたくさん!「MIHO シネマ」を紹介したい!

「MIHOシネマ」について紹介したいし語りたい!!

当ブログを始めてから数か月がたちますが、SNS上のご縁があり、「MIHOシネマ」の紹介文を書けることになるとは思いもしませんでした。いくつかのポイントにわけて紹介していきたいと思います。下記にリンクを貼っておきます。

https://mihocinema.com/

 

〇「MIHOシネマ」をおすすめしたい理由。

1.ストーリーが起承転結にまとめられていて読みやすい!難解な映画は「MIHOシネマ」で振り返ろう!

「MIHOシネマ」のサイトを一度見た方はわかりますが、紹介している映画のストーリーが読みやすい、わかりやすいのです。読み手にすっと伝わる文章です。難解な映画ほど説明口調になりやすいのが映画ブログで見られることがありますが、「MIHOシネマ」は起承転結でまとまっていて、難しい映画の参考書的存在です。考察が入っていないため、余計な情報がなく、映画を紹介してくれています。

私は恥ずかしながら「アンダー・ザ・シルバーレイク」を一度見て理解できませんでした。それでも映画自体がすごく好きな感触だった時に、「MIHOシネマ」で「アンダー・ザ・シルバーレイク」を振り返ることができ、あらためて自分の中でこの映画を好きになる手助けになりました。

また、映画ブロガーにもおすすめです。物語を振り返るときに「MIHOシネマ」でその映画を読むと回帰でき、ブログが書きやすくなります。【そういえばこのあとの展開でなにか忘れてる気がする】とか【昔の映画ってこのあとどうなる感じだっけ】という情報の抜けを修正できます。

 

2.無料視聴できる配信を教えてくれる!?

dTV、hulu、Amazonビデオ、Netflix、U-NEXTといった配信で、紹介している映画が見れるかどうか書いてあります。他の映画ブログにはない突出した特徴です。私はこれから配信を利用するのですが、好きな作品をたくさん見たいためとても参考になってます。

 

3.映画を一緒に見よう!でも相手の好みに合ってるのか不安。

「MIHOシネマ」は公開前の作品および過去の作品まで取り扱っています。【これから映画みよう、どんな映画があるんだろう】や【あの映画の結末ってどんな感じだったけ】という方は参考になること間違いなし。

映画をたくさん見ている人も、見ていない人も、「MIHOシネマ」のサイトを読むと、どんなジャンルで、どんな面白さがあるのかがわかり、安心して映画を見ることができます。〈つまらない映画を見た後に会話が続かない経験ってありませんでしたか。〉〈面白いと評判の映画を家で見た時、自分に合わなかったことありませんか。〉〈映画館じゃなくDVDで見ればよかったと思ったことありませんか。〉〈予告は面白そうだけど、見て損しないかな。〉このような条件を解消できます。つまり、デートに良し、家族で見るときも良し、クリスマスや誕生日や記念日などに合った映画は、「MIHOシネマ」で見つけることをおすすめします。

また、映画の紹介の最後に筆者である影山みほがレビューしています。コアな考察や感想というより、率直な映画の感想のため、これから見る映画の参考になります。

 

4.ネタバレは嫌!そんな人にはネタバレなしの紹介もあり!

映画紹介や映画ブログには必ずネタバレがつきものです。安心してください。「MIHOシネマ」はなんとネタバレなしの紹介もしています。さらに映画好きには堪らないのが、紹介している映画に繋がる、『公開前に見ておきたい作品』も載っています。そのラインナップが秀逸です。

例えば、大大ヒットしている「ジョーカー」のネタバレなしの記事でラインナップを挙げている3作品は、1作品を除いては他のブログや映画雑誌にはなかったです。ラインナップしている作品を見る限り、あくまで映画通じゃなくても楽しめる所が良いのです。基本的に「ジョーカー」を見る前に「キング・オブ・コメディ」や「タクシードライバー」や「セルピコ」を挙げがち、ほとんどの映画ブログや雑誌に紹介されています。コアな方には良いのです。しかし、「MIHOシネマ」では「グラディエーター」と「マレフィセント」を挙げているのです。ラフな感覚で見れて、より「ジョーカー」を楽しめるスパイスとなっております。初見の方でも感じやすく、わかりやすい、見やすい作品を挙げているところが好きです。

 

5.シネフィルは必ず役立つ理由、ジャンルを問わない7000作品以上のラインナップ!

「MIHOシネマ」を知ったときに7000作品という膨大な量です。その中でどうやって探すのかというと・・・

・あらすじや感想を検索する

ここにキーワードを入れるといくつもの紹介記事が出ます。例えば「クリント・イーストウッド」と調べたら、彼の監督作品や出演作品の記事がある中、「クリント・イーストウッドが出演するおすすめ映画5選」というのが出てくるではありませんか。この記事が面白い。注目ポイントと見どころが見事に抑えています。

・映画ジャンル別おすすめランキング

「MIHOシネマ」で上記のランキングをクリックすると、ジャンル別でランキング形式で書かれています。面白いのが、アクション映画だと「女性アクション映画のおすすめランキング10選」「ガンアクション映画のおすすめランキング10選」「バイクアクション映画のおすすめランキング12選」とアクションの中でもさらにカテゴリー分けされています。シネフィルのコアな方には堪らないですよね。

 

他にも王道作品のマーベルやDCの紹介もカテゴリー分けされています。マーベルやDC映画好きの方も一度「MIHOシネマ」を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

〇「MIHOシネマ」を分析する。

ここから、私なりに映画情サイト+映画ブログの「MIHOシネマ」を分析していきたいと思います。まずは大まかな概要について。

映画好きの28歳OL影山みほが運営しています。

映画ブログ+映画情報サイトです。

コンセプトとしては、

・映画に興味をもつきっかけができる。

・皆様にとって映画が生活の一部となり、暮らしがより一層彩り豊かなものとなりますように。

という思いが込められた映画サイトになります。

 Twitterフォロワー数11730人です。

 

・まず、20代女性であることが大きなポイント!

映画の割合は主に10代の女性が見ている割合が高いという傾向にあります。しかし、20代から30代女性で未婚であると、仕事に余裕ができ、映画を見る割合が多いとも言われています。いわゆるF1層です。映画を宣伝するにあたり、この20代女性が映画館に来ることが必須なんです。つまりターゲット層です。それによって、興行成績が良くも悪くもなると言えます。

このことから、20代の影山みほが【面白い!映画を紹介する!】となればその映画の協業は安泰もしくはヒットすることが予測されると言えます。

さらに、Twitterフォロワー数が約1.2万人というのもポイント!

とあるサイトでフォロワー数によってインフルエンサーと言えるかどうかというのをアンケートしていたことがありました。日本人のTwitterツイッター)ユーザーのフォロワー数の中央値は、426人と言われています。90%以上のアカウントは、フォロワー数が2,000人以下であり、1万人にも及ぶフォロワー数を持つアカウントは10%にも満たさないそうです。SNSマーケティングの記事によると、おおむね数千から1万程度以上のフォロワーがいる人がインフルエンサーとされることが多いとされています。

このことから、影山みほは『インフルエンサー』であり、『20代女性のターゲット層』であるため、映画がヒットする割合がぐっと上がる、つまり『映画のブームを先取り』できると分析できます。

だからこそ、影山みほが運営する「MIHOシネマ」を読むことをおすすめします。

 

〇終わりに。

今回紹介記事を書かせていただきありがとうございます。楽しく書くことができました。これからのご活躍と発展に期待しています。

 

〇追記。

28歳女性と映画だと、まっさきに「プラダを着た悪魔」や「マイ・インターン」を思い出します。頑張る女性を応援したくなる映画もいいですよね。因みに、「プラダを着た悪魔」は大根仁監督も好きらしい。


◯当記事を読み「MIHOシネマ」を気になった方はhttps://mihocinema.com/までアクセスしてみて下さい。

映画 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 自称道化師恐怖症が語る 感想

映画 IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 感想と考察について。

 

1.感想の前に。道化師恐怖症と自分について。

道化恐怖症を自負しています。理由としては、幼少期にマクドナルドの「ドナルド・マクドナルド」が不気味に見えてしまい、ガチャピン、ムック、ヒーローショーのアクターなども不快感しか感じられませんでした。また、幼少期にてサーカスでピエロを愉快に演じている様が、子供なりにショッキングというか、鳥肌が立ってしまい、その後は着ぐるみ、ゆるキャラすらも受け付けられないという状況にまで発展しました。というより、その手のキャラクターを見ると夢にでて、追われることが多い。追われた挙句に殺害されるところまで見たことあります。もしくは、崖で落とされたり、いないと思ったら後ろにいたりと、夢で殺されたことが何度かあります。

ピエロという存在=不快感。ピエロ=殺人者という存在。そのようなイメージが固定されています。そんな人は多く、ピエロを見るだけで失神してしまう、悲鳴をあげてしまう、動悸や息切れが生じてしまう等、人によって症状は様々です。一貫して、道化師恐怖症と言われています。英語で、コルロフォビアジョニー・デップもその1人だと言われています。「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」では、ピエロという役柄ではありませんが、個性的でピエロに近い愉快なキャラクターを演じていますね。彼は、家にピエロのグッズをたくさん置いて、コルロフォビアを克服したそうです。

また、「反ピエロ運動」を続ける「I HATE CLOWNS」という団体もおりましたが、現在は活動されている様子はありません。彼らは、集団セラピーにてコルロフォビアを克服し、とある有名サーカス団が、数十の箇所に等身大のピエロを立てようとしたところ、電話等で抗議したことがあるそうです。

以上のように、ピエロに悩まされる人というのは少なからずいることがわかると思います。ネットの中で見た内容であるため、エビデンスはありませんが、道化師恐怖症の診断ツールがあります。以下の項目に7から9チェック入ると、道化師恐怖症と言われるそうです。

□子供のころにピエロを見たことがある。

□身近にサーカスなどがある。

□ピエロに対して恐怖がある。

□マスコットキャラクター的存在なピエロに対しても恐怖を感じる。

□ピエロに対して悪役というイメージがある。

□ピエロを見ると、気絶してしまう。

□ピエロを見ると、泡を吹いてしまう。

□ピエロを見ると、圧倒的な不快感を感じてしまう。

□ピエロの表情や感情を気にしてしまう。

□真っ白い顔面に対して恐怖を感じる。

私は7つチェック入りますので、道化師恐怖症と言っていいわけです。

しかし、そんな私が、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」と「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」が見れた理由は単純です。そもそも映画は好きで、ホラー映画特有のエンターテイメント性が面白いと感じているからです。その延長線上に本作のITがあり、ピエロの出るホラー映画に対して嫌な先入観しかないが、シネフィルとしては、この一大ブームに乗るしかない。なんていったって、前作は「シックス・センス」を超える興行収入を得ていること、ホラー好きい偏っておらず、ドラマ性の強い映画が好きなシネフィルにも高評価を得ていたからです。

また、「ダークナイト」がブームになったとき乗り遅れたことが後悔でした。劇場で見なかったことへの後悔があります。なんせ、ジョーカーのピエロ感が苦手だったもので。そんな、後悔をしたくなく、ITを見ると、まぁなんと、ここまで面白いピエロ映画があるとは。衝撃と感動と今までの偏見に対する後悔が入り混じり、自分の中にジョーカーが誕生しかけました。ジョーカーになることなく、反社会的な仕事には就かずにどうにか生きていますが。そもそも、ホラー映画の魅力って、怖いという視点が色々違っているから面白いんですね。ざっくりと、ホラー映画の魅力というのは、いわゆるB級やZ級映画のホラーというジャンルムービーにおいて、死ぬ順番がわかりやすい、生き残るやつを当てるという奇妙な楽しさがあります。基本的に、屈強なフットボール選手は、ゾンビにあっけなく殺され、金持ちは仲間に裏切られ、打算的な女は死ぬ間際に後悔し、ハッパをやっている友達が意外と強かったりと、ある一定の法則に従っている絶妙な楽しさがあります。だからといって、ホラー映画は怖いという視点以外にも、感動できる、このホラー映画は泣けるなんてものもあります。

個人的に好きなホラー映画(※大まかなくくりでいうホラー映画、細かく分類できるものがあります)といえば、「ウォーム・ボディ」や「新感染 ファイナル・エクス・プレス」、「ゾンビランド」、「ショーン・オブ・ザ・デッド」、「ヘレディタリー/継承」、「サスペリア」、「ウィッチ」、「リング」、「A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー」、「イット・カムズ・アット・ナイト」が挙げられます。

 

2.感想について。

前置きが長くなりましたが、ホラー映画が好きだということが伝わればかと思います。「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」と「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」についてまず言いたいことは、最高のホラーエンターテイメント作品だということ。いくつかに分けて最高だ!と思えた部分を言います。

 

①原作はスティーブン・キング

ジュブナイルの金字塔ことスタンド・バイ・ミーが小学生のときからまぁ好きな作品で、続いて脱獄と言えばショーシャンクの空に、東京の高円寺にあるカフェ&バー ビッグフィッシュ/Cafe&Bar BIG FISHにて、ジワタネホのカクテルを飲んだことは今でも鮮明に覚えてます。雨のシーンといえば「ショーシャンクの空に」だとも思っています。圧倒的な無気力感「ミスト」続編がすげぇ楽しみ「シャイニング」愛すべきクロエ・グレース・モレッツ主演「キャリー」車には乗りたくない「クリスティーン」といった名作映画ばかり。その原作者はスティーブン・キング

最高です。どの作品も面白いし、手当たり次第に彼の作品を見ていてからの、ダークタワーは、トリビア満載で、映画館で見れてうれしかった。

違う映画にはなりますが、「グースバンプス モンスターと秘密の書」の中で、R・L・スタインを演じるジャック・ブラックは、「スティーブン・キングにはなれない」なんて台詞が出た時は笑いました。

ところで、スティーブン・キングは、けっこう出たがりな性格なんです。主にカメオ出演ではありますが、約19作品程度には彼の作品映像化にときに出演しています。「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」では、骨董屋の主人を演じています。スティーブン・キングを知っている人はわかりますが、知らないと普通におじいちゃんですけどね。ちなみに、トランプ大統領が嫌いで、Twitter上で非難しブロックされた挙句、映画の鑑賞禁止をツイートされる始末だったとか。実は、ミュージシャンでロッカーでもあります。こんなユニークなスティーブン・キングの作品は、発想がとても面白い。一方で、結末が面白くないと批評されることが多いです。そのためか、スティーブン・キングの作品は基本的に小説家や脚本家といった主人公になっています。「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」のビル・デンブロウは、結末がつまらないから書き直せと、結末が気に入らないといったことを言われています。スティーブン・キング自身も気にしていることなのでしょう。

 

スティーブン・キングの作品は、名匠たちが関わっています。

ジョージ・A・ロメロクリープショー」「ダーク・ハーフ」

スタンリー・キューブリック「シャイニング」

デヴィッド・クローネンバーグデッドゾーン

トビー・フーパー「死霊伝説」「マングラー

ブライアン・デ・パルマ「キャリー」

フランク・ダラボン「老母の部屋」「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「ミスト」

ロブ・ライナースタンド・バイ・ミー」「ミザリー

この方々を知っていると映画の幅が広がります。

そして、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」の監督は、アンディ・ムスキエティです。彼は、2008年に手がけた短編「Mama」を、ギレルモ・デルトロ製作総指揮で「MAMA」として2013年に映画化し監督デビューしています。勝手に敬愛しているギレルモ・デルトロ監督が製作総指揮で関わってくれるとか最高ですよ。ギレルモ・デルトロ作品はすべて好き!ギレルモ・デルトロが好きだから、アンディ・ムスキエティも好きになるという適当な理論です。それでも、不気味さとユーモア性に富んでいるから好きなんです。

 

③異例の2部構成!

ホラー映画で2部構成というのは聞いたことがないですね。シリーズは基本的に多いのですが、2部作という形は異例だと思えます。金曜ロードショーでもR-15指定をかなり柔らかくして、地上波で放送しました。なにも怖くないです。残虐的シーンは除き、CMをまたぎ何が行われているのかわからない。勿体なかったねぇ。R-15の意味があると思えましたけれど。それは置いといて、チャプター1が、全米興行収入において3億2478万ドルの大ヒット!シックス・センスを超えてますからね。

さて「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」はどこまで興行収入をのばせるかに期待です。

 

④恐怖を味わうピエロの不快感!

やっと、物語に関する感想ですね。ペニー・ワイズはあくまで、人々が怖がり、恐怖を最高潮に高まったときに食います。人間をそのまま食べます。だから、ペニー・ワイズは一瞬希望を見せてから恐怖を煽る演出をしています。チャプター1では、ジョージにビルが作ってくれた船をペニー・ワイズは渡してあげようとします。ジョージは一瞬希望をもちますが、ペニー・ワイズに腕を食われ一瞬として絶望します。その恐怖が、ペニー・ワイズの好物なんですね。チャプター2では、同性愛者のカップルの片方を食べて、ルーザーズクラブを呼び戻そうとします。同性愛者の彼は可哀想ですね。好きな彼と新しい旅立ちのときに、不良グループにからまれ、川に落とされたときに、救ってもらえる瞬間にペニー・ワイズは食います。痣のある少女に、痣をなくしてあげるという甘い囁きをかけてから食います。というように、希望を食べているという印象を受ける感じもあります。そう考察していくと、ペニー・ワイズの食べ方の工夫が面白いと思えます。

 

⑤成長した大人に、子供のときの恐怖が蘇る!

2部作にせず。1本の映画として作ればいいのに。なんて思いましたが、子供と大人と分けることで面白い発見がありました。それは、「都合の悪い記憶を忘れるのが大人だ。」ということ。都合の悪い記憶というのは、思い出したくないから蓋をするという印象です。自分なりの黒歴史パンドラの箱というものは、人それぞれ1つや2つあると思います。ましてや、本作の映画ではトラウマを蓋にしている、知られたくない事実に蓋をしているという感じです。それが1つずつ明らかになることで、あらためてペニー・ワイズの恐怖に襲われます。見たくないから、皆デリーという町から逃げようとします。大人には逃げることができ過去に目をそむいて生きていく選択肢があるけれど、立ち向かう勇気も必要だといった気持ちになりました。それでも、「仲間」、「友達」がいることで頑張れる。「友情」・「努力」・「勝利」のジャンプ的要素もやや感じられましたね。全員で「くそピエロ!」というのがなんか面白いけど、一体感があってよかったです。

 

⑥類を見ないピエロ作品!ピエロ映画最高の3本の指に入る!

本作品を語る前にいくつかのピエロ関係映画を見ています。

□IT/イット1990年

□クラウン

マーダー・ライド・ショー

□鮮血ピエロの惨劇

□キラークラウン

□THAT/ザット

□ゲーム・オブ・クラウン

ピエロ映画ってあんまりないもんだなぁと思いました。ゾンビ映画のような一種のジャンル映画として独立しているかと思いましたが、あくまでモチーフにしているだけ、「ピエロがお前を嘲笑う」とかもかな。代表的な「道化死てるぜ!」、他には「ルール4」や「ブラッディピエロ 100人連続切り裂き」や「デスバーガー」や「ポルターガイスト」とかも近くのDVDショップには置いておらず未見なのが申し訳ない。きっと、この中に名作があるのだろうけど。

見た中で、「クラウン」は特に異彩でした。映画学校の仲間ジョン・ワッツとクリス・フォードがYouTubeに投稿したフェイクのホラー映画予告から生まれた作品。イーライ・ロスが声をかけて製作総指揮をとって実現できた映画作品で有名です。どこら辺が異彩なのかというと、【BGM】です。

【FROWNY THE CLOWN】

【KING OF CLOWNS】

【EVERY BODY LOVES A CLOWN】

字面の通り、どんだけピエロを押してるの。というぐらい、ピエロ映画への愛情が伝わる選曲です。他の映画に同曲を使用されていることはないですね。

あとは、「キラークラウン」模範的なピエロ映画ですよね。オチを見るといやいや、ピエロじゃないんかい。とツッコミを入れたくなるストーリーですけどね。

微妙と言えば「ゲーム・オブ・クラウン」。全然ピエロ関係ないじゃん。タイトル変更しろ!と言いたかった。展開もビデオカメラの揺れも微妙。

一方で、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」と「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」が、他のピエロ映画と違うのかというと。

ジュブナイルムービー〉という点ですね。少年たちです。スティーブン・キング作品の大切なモチーフです。とりわけ、心に傷を抱え、学校内で浮いている、そんな子供にスポットを当てていることで、ホラー映画にはない、主人公たちに共感し協調できるんです。一緒にピエロを倒すぞという気持ちにすらなりましたね。

大人になったルーザーズクラブは、ペニー・ワイズを倒すために、失われた記憶に向き合い、思い出の品を葬るという行動にでます。その行動によって、より主人公たちの気持ちを理解してしまう。それぞれが示す恐怖の形を理解してしまうのです。

〈共感できるピエロ映画〉そんなものは、本作品でしか感じ取れないもの。だからこそ、私はピエロを克服しつつも、ピエロ映画への関心を強めたのだと思えます。

 

3.ピエロとクラウンの違いは?

そもそもの役割が違いますし、大まかなくくりとしては道化師というカテゴリーから枝分かれします。まず、ピエロから紹介します。ピエロは、クラウンよりも馬鹿にされる芸風です。メイクの違いでは、涙マークがついています。ペニー・ワイズもある意味血の涙を流しているわけですが。その涙のマークは、馬鹿にされながら観客を笑わせているがそこに悲しみをもつという意味を表現しています。

それじゃあクラウンは?というと。その言葉に、のろま、ばか、おどけ者、おどける、ふざける、田舎者を意味しています。曲芸と曲芸の間を埋めて、観客の曲芸の余韻を覚めさせない役者として作られたおどけ役であり、司会もします。

他にも、フランスではアルルカン、イギリスではハーレイクインとも呼ばれています。イタリアの即興喜劇の道化役をスカラムージュ、宮廷道化師をジェスター、ジョークを言う人ジョーカーなど、道化師にも様々な種類があることがわかります。

話はそれますが、映画ジョーカーは、冒頭のシーンで涙を流すから、いわゆるピエロのような位置ですが、仕事の中にはホスピタルクラウンをしており、最終的にはコメディアンになりたいからジョーカーとなるという具合な見方もできると面白い点です。人の裏表、深層心理という側面において、道化師の役割から徐々に明らかになる彼の本性と怪物と化してしまう瞬間とは。やはり、今年度は映画ジョーカー最高でしたね。

 

4.本作のキーワード、知っていて損はしない。

〇27という数字の意味

そもそも、ITは過去のバージョンであると30年周期にペニー・ワイズが出現することになっていますが、本作は27年周期となっています。その意味は、様々なブログやパンフレットにも記載されていることにはなりますが。

欧米のキリスト峡信者であればすぐわかるそうですが、新約聖書は27の書物から構成されています。これは3の3乗、つまり三位一体であり、さらにはその最後の27番目の書物は「黙示録」、そして、近代のドイルの神秘主義者ヤーコプ・ベーメによれば、27は死のナンバーであると言われているそうです。さらに、世界の破滅や死を意味するとか。

この考察には、なるほど、すごいし面白い。と思いました。

しかし、一方でペニー・ワイズは寂しい存在でもあると思えます。本作でペニー・ワイズの正体が明らかになりますが、彼は1人ぼっちなわけです。27年周期ごとに人の恐怖または希望を食べていかないといけない衝動に駆られているのです。

27という数字は、エンジェルナンバーとも言われています。意味は「あなたは正しい道を進んでいます。」と。ペニー・ワイズが子供たちを食べることが、この町に大きな問題にはなっていないのです。大人は子供への関心を示さない、社会にはなにも影響はないのです。アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーにおいても、文化が繁栄し、人が増えることで、食物等がなくなり、格差が生まれるわけです。それを、サノスは防ごうとした。それであれば、ペニー・ワイズも実は、恐怖ではなく、この町を存続させるための奇蹟なのかもしれない。

強引すぎる解釈ではありますが、ラストにかけて、ピエロなんか怖くない、このくそピエロと言われていくうちに、小さくなるペニー・ワイズが、なんか可哀そうな気持ちになり、あんなに嫌いだと思っているピエロが、無残なラストを迎えたことで、奇妙な気持ちにもなり、ぐるっと真逆な解釈をしてみました。

 

〇ピエロというもの。

因みに上記のような解釈をしたのには2点理由があります。それは、ピエロが夢にでる意味について考えました。もちろん、夢占いをみましたけど。

夢占いにおけるピエロの意味は、隠された気持ちです。映画の中でも、リッチーが抱いている感情を最後エディに向けてますよね。それに、ペニー・ワイズは、隠された気持ちを理解してそれを具現化しますよね。だから、夢でピエロが示しているのは、内面に持つ寂しさや悲しみを表しているからなんです。そして、臆病な性格であるとピエロの夢を見ます。人に合わせて自分を見失っているということです。主人公たちの背景にピッタリ当てはまっています。

つまり、ペニー・ワイズのおかげで、自分の気持ちに正直になれるリッチーなのかもしれないと考えました。

それでは夢で具体的にピエロに関わるもので何を意味しているかを書いていきます。

□ピエロに追いかけられる。

信用できない人が接近してくることを意味しています。

□ピエロに殺される。

心境に変化が訪れています。

□ピエロが殺人犯す夢。

かなり不安や恐怖をかかえストレスをためているといえます。

□殺人を犯したピエロの人形が追ってくる夢。

近々で怖い思いをし、大きな不安を抱えています。

□ピエロが笑う夢。

嬉しい出来事を暗示しています。

□ピエロの格好をしてなく。

自身を失っている状態です。

など様々あります。

 もう1つは、印象的な赤い風船です。赤い風船が示す意味について、もちろん夢占いを通して考えてみました。

恋愛、情熱、激しい感情などを表しているそうです。しかし、特に印象の強い赤はなにかトラブルに巻き込まれる前兆とされています。

これもね、ペニー・ワイズの一見がない限り、ベンとベバリーは一緒に生活することにはなりえなかったのかと考えたんです。

ここまで、書いてみたけど、強引すぎて支離滅裂な感じで、個人的に好きな考察になりました。

 

5.小さなトリビア!!

すでに、骨董屋に原作者であるスティーブン・キングが出ているとありますが。他にもこの映画には小さなトリビアがあります。

□まさかのエディの妻

前作を見ている方は気づきますが、エディの妻役はモリーアトキンソンなんです。つまり母親なんですよ。

□亀

チャプター1で、下水の水辺で遊ぶルーザーズクラブ。その中で、「足に何かあたった。亀だ。」というシーンがあります。亀は古来からの生物であり、原作ではフォーカスされています。残念ながら映画では事細かに亀に直接関わるような台詞はありません。

□クリスティー

質屋のシーンで、クリスティーンのナンバープレートが!

□シャイニング

ジェームズ・マガヴォイ演じるビル・デンブロウが、チャプター2で、少年ディーンと会います。その少年のスケボー柄は、シャイニングのホテルのカーペットと同じ柄!

□ニュー・キッズ・オン・ザ・ロック

チャプター1でベンが大好きグループです。チャプター2ではロッカーにポスターが!どんだけファンなんだよ。

□昔のベン役の人がいる

チャプター2ではそれぞれが大人になったシーンが描かれています。その中にベンがパソコンを通して会議をするシーンがあります。パソコン越しに会議をする中に、ミニシリーズ版の子供時代のベンを演じたブランドン・クレーンがいます。

他にもたくさんありますので、映画を見ながら発見すると、よりスティーブン・キングと本作品を好きになってきます。

 

6.最後に!ピエロが完全に「悪い」というイメージでない映画と活動について。

ピエロの概念を覆す、邦画「泣き虫ピエロの結婚式」実話です!!内容は、志田未来竜星涼の主演で、「日本感動大賞」の第4回(2014年)大賞に選ばれ、書籍化もされた実話を映画化。皆を笑顔にすることを夢見る見習いピエロの佳奈美は、透析患者で自身の運命を悲観する陽介と出会う。陽介に恋をした佳奈美は、陽介を笑顔にするため、どんな時でも自分が笑顔でいようと心に決める。佳奈美の明るさに次第に心を開いていく陽介。2人はいつしか結婚の約束をするが、式の前日、陽介が倒れてしまう。余命わずかな陽介は、愛するがゆえに佳奈美と別れることを決意し、再び笑顔を失ってしまうが……。という感じです。一見の価値あり!!

一方で、ホスピタルクラウンという活動もあります。病院という閉鎖された空間で、クラウンがやってきて子供やご年配の方にパフォーマンスをする活動ですね。これは見ていて、喜劇なので、嫌な印象はありません。映画ジョーカーでも、小児病棟でホスピタルクラウンをしてましたが、銃を落として即刻クビになりましたけど。あれはジョークにはならないね。

 

 

映画 ガリーボーイ Mere Gully Mein(路地裏が俺の庭)に乗せて。インド映画について語りたい。

映画 ガリーボーイ(原題:Gully Boy) 感想について。

 

〇感想の前に。

最近、マーティン・スコセッシ監督やフランシス・コッポラ監督のマーベルへの意見というか、映画的価値観の訴えの様なニュースが流れましたね。その両監督を否定するようなことがマーベル大好きファンがつぶやくのと、それに対して意見する映画ファン。ネット上の言葉ってモラルがなさすぎて時に嫌なものだなぁと思ってしまいます。互いに罵らず、良い所も悪い所も評価し合うというか、映画ってもっと自由なもので、何かを表現したり、何か感情が動かされるものだと思うので、人それぞれの価値観であって、多様性のあるものだからね。誰もが好き勝手言っていいのがSNSの利点だし、見たくないなら見るんじゃないというとこですけどね。ただ、興行収入の側面や、監督の個性の側面等で、映画作品を全否定するのはなぁなんて思うわけです。見てから感想を言って欲しいし、その時代にその監督が見出した映画で、その瞬間にいた時の喜びってものがあるんだから。映画はその人の環境や心情や時代によって全然異なる価値観があるんだから。

また、映画は映画館で観るのがベストか、配信で見るのかベストか、DVDorBDで見るのかベストなんかと同じでどうてもいい。そんなの人それぞれの価値観であって、わざわざネットにつぶやくものでもなんでもない。好きなものを純粋に勧めたい。それだけでいいじゃん。

そんな思いを抱きつつも、好きなミニシアター系の映画館で本作品に出会いました。新しい映画的価値観の出会いだと思えました。映画の自由度ってきっと、こういう狙い、企み、思惑、試案といったことから、映画の新しい見え方がするんだろうなぁと感じられた良い映画です。もうインド映画として、新しい境地と新しい試みで、これからのインド映画への期待値がぐっと高くなりました。これから、具体的な感想を書いてきます。

 

〇感想を言います。

インド映画=ボリウッド。従来の歌って踊って、最後はハッピーに。インド映画のイメージは8割程度そんな感じです。しかし、本作はラップでのし上がった実話!ラップが好きな主人公ムラドは、貧困・スラム・格差社会・希望・しきたり・個性・時代というものをラップに乗せて表現します。環境によって、ラップは如何に進化し発揮するものなのかと思えましたね。日頃の自分の価値観や思いや信念というものを、ライム・バイブス・フロウ・パンチライン・アンサーに込められています。ムラドは初めてフリースタイルにおいて、言葉を返せず引き返してしまいます。ムラドは相手に対して「彼が言っていたとおりだと思う。」と真剣に受け入れてしまうのです。そこから、NASの開催時に、ムラドは自分なりのフリースタイルを考えます。言われたことを受けつつも見事にアンサーするシーンは圧巻ですよ。相手を言い任せますよ。その前までは、「前のように何も言えないぜ、あいつ。黙らしちまえ。」ぐらいなヤジをムラドは受けるわけです。そこから、見事な逆転。しかもオーディエンスは盛り上がりますよ。このシーンだけでも、インド映画の確変ですよ。今までだったら喜びの舞ぐらい、皆で踊りだすところを誰も踊らないんですから。踊らないインド映画はたくさんありますし、それぞれの呼び方も違いますけど、本作においては、歌って踊ることを否定はしていないんです。これからのインド映画としてのアンサーを示した映画なんです。ヒップホップという文化的ムーブメントが、ラップというリズミカルに言葉を発する歌唱法によって、誰の心にも、つまりインド人が抱えている気持ちを代弁し、言いたいことを言ってくれる化身となるわけです。

ラップ自体にあまり関心や知識がなくてもすんなりと、先入観なく見れる作品でもあります。男女の恋愛においても、無駄なミュージカルシーンを抜きにして、嫉妬するヒロインが他の女に殴るシーンなんて、そうそうインド映画では描くことが少ない名シーンといっても過言ではありません。デンジャラス・ビューティーなヒロインことサフィナを演じるアーリアー・パットは実に魅力的でした。監督も、ヒロインは彼女でしかありえないと断言しております。彼女は、芸能一家で育ち、ランビール・カプールとの熱愛も報じられており、実に魅惑的な女性なんです。日本人で例えると池脇千鶴的な魅力を感じられました。

まぁ、上記のように大満足的要素豊富な映画ではありますが、やや主人公ムラドのご都合主義的、ジャンプ主人公漫画的要素が多い印象は感じられてます。可愛いヒロインと楽しい親友、ラップで人生を変えた男なんて、まさに、友情・努力・勝利を物語っていますね。ラップが好きでない人にとっては、ドラマ場面においてもやや苦痛を強いられてしまいます。しかし、これがインド映画であることを忘れてはいけない。従来の様なインド映画とは違い、ラップで、ダンスやミュージカル要素を残しつつも、ドラマシーンを豊富に扱いながら、社会的側面をしっかり、わかりやすく、明確に教えてくれます。ましてや実在している人物がいるためミュージックビデオのまとめになりがちなところを、上手く映画として成り立たせているからです。だからこそ感情移入しやすい作品です。従来のインド映画はやや感情移入より感動や楽しさ、観客を喜ばせるといった点が重視されている印象です。本作のヒロインは自立精神が強い。強い女性を描いています。家系により女医を目指す彼女は、化粧したいし、自由にお酒飲んだり、友達と夜遊びにいったり、男性とも交友したいという意思があります。インドの女性社会はそれを美学とされず、従来通り、家を守り、夫の言うことはすべて聞き、子供を産むことを大事にしています。それに対して反抗するあたりは、ある意味第2の主人公であると言ってもいいです。このようなヒロインはインド映画で稀に見る存在です。ラストのシーンで化粧し、ムラドの最終審査会場に親に内緒で行くシーンは、女性たちへのエールと希望を示されています。

ラップでの仕上がる主人公、女性社会を変えるヒロイン、ボリウッドを重視しない監督という三位一体の結合によって、本作品は、インド映画として新しい側面を見出せたのだと思います。

 

〇物語について。

インドで活躍するアーティスト・Naezyの実話をもとに、スラムで生まれ育った青年がラップとの出会いによって人生を一変させる姿を描いた青春サクセスストーリー。ムンバイの貧しい家庭で生まれ育った青年ムラード。両親は彼を大学へ通わせるため一生懸命に働いているが、そんな親の思いを知る由もなく、ムラードは悪友と車上荒らしに手を染め、医者の父を持つ身分違いの彼女と内緒で付き合っている。自分の人生を半ば諦めて生きてきたムラードだったが、大学構内でフリースタイルラップのパフォーマンスをしていた学生MC Sherとの出会いをきっかけに、ラップの世界にのめり込んでいく。親からの反対や友情、恋など様々な葛藤を抱えながらも、フリースタイルラップの大会で優勝を目指すムラードだったが……。

 

〇インド映画について。

インド映画の火種と言えば「バーフバリ」。「バーフバリ」の圧倒的爽快感と、エンターテイメントの完成度は非常に高い。応援上映会は北海道でも大盛り上がり。皆が「バーフバリ」と声を出しながら応援する様は正に王を称えています。この応援上映による口コミと、映画と観客による一体感は、参加型上映として新しい側面を見出したと言えます。しかし、その映画館も今年で閉館されてしまい悲しい。少しずれましたが、インド映画がここまで認知される結果は「バーフバリ」であることは確かなわけです。

では、インド映画って具体的にどんな作品があるのだろうか?という点について少しまとめてみたいと思います。

インド映画世界興行収入歴代トップ3について。

1位「バーフバリ 王の凱旋」80億1612万ルピー

1ルピーが約2円相当なので、160億!?円とか?

2位「ダンガル きっと、つよくなる」70億2475万ルピー

3位「PK ピーケイ」61億6036万ルピー

上記の作品は日本でも有名になっていますし、評価も高い作品です。

ちなみに今年上映された「バジュランギおじさんと、小さな迷子」は60億です。

どうしてインド映画はここまで儲けているのか、それは自国映画大好き王国だからということ、映画の料金が安いことからだと思えます。インドの1年間の興行収入のランキングにおいて、インド映画がトップ10になっているわけです。日本だと、ディズニーやらマーベルやら、あるいはドラマ映画(去年のコード・ブルーとか。)がラインナップされますね。インドは1つも海外作品が上がらないんです。また、映画館の料金の相場は320円程度と言われています。地域によっては違うようですが。だからこそ、民衆の娯楽として親しまれていると考えられます。

また、インド映画は映画作品が豊富です。具体的には2016年でインド映画は1986本です。つまり世界的に見て1位。日本は4位です。一応、インド、中国、米国、日本合わせて2119本です。ほとんどがインド映画なんですね。大半は映画館で上映されない低予算作品であるため、必ずしも傑作が多いわけじゃないんです。

では、インド映画ってボリウッドだけ?

そんなわけじゃないんですね。インド映画は色々とカテゴリー分けされています。

ボリウッド

コリウッド

トリウッド

 ですね。それぞれ、違いがあり、有名な映画も違います。

ボリウッドは、今年で言うと「パッドマン 5億人の女性を救った男」ですね。他にも「きっと、うまくいく」や「命ある限り」とかも。ムンバイを拠点とするヒンディー語圏の映画産業というわけです。

では、コリウッドはというと、「ロボット」ですね。今年に「ロボット2.0」が日本でも公開されます。南インドタミル語圏の映画産業というわけです。因みに、「ロボット2.0」は約65億円(約42億ルビー超)を成し遂げ、2018年度インド映画1位です。2位は、ヒンディー語圏の「サンジュ」です。2位と8億ぐらい違う差を示している映画です。つまり、ボリウッドだけでなく、コリウッドも映画価値があるということ。インド映画はボリウッドだけじゃないぜってことなんですね。

トリウッドはというと、言わずもがな。「バーフバリ」、「マガディーラ」という作品ですね。インドのテランガーナ州のテルグ語圏です。また、「マッキー」というハエの映画もトリウッドなんです。与太話ではありますが、とあるバーで知らないおじさんと映画話になったとき、『ハエと人間の構造ってほとんど変わらない』とその人が言っていたことを急に思い出しました。

 インド映画において、「3大カーン」は抑えないといけない。

アーミル・カーン

サルマン・カーン

シャー・ルク・カーン

です。この3人を知っているだけでもインド映画の楽しみが一段階違いがあります。面白いのが、全員がカーンという名字をもち、1965年生まれであるという妙な関係性。また、ジュラシック・ワールドではイルファーン・カーンや、「インド・オブ・サ・デッド」のサイーフ・アリー・カーンなど。カーンは演技が良く、縁起のいい名字であることが言えるわけです。

では、それぞれの主演作はというと。アーミル・カーンは「きっと、うまくいく」。サルマン・カーンは「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。シャー・ルク・カーンは「チャンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~」です。どれも面白いので一見の価値は十分にあります。

私は、断然アーミル・カーンが好きですけど。

 

〇配給会社ツインについて。

今回はどうしてもこれを言いたかった。配給会社ツイン。好きな配給会社は、ファントム・フィルム、ギャガ、日活、パルコなどなど色々ありますが、今年はこのツインが頑張っていると思っています。大手配給会社と言えば、東宝東映・松竹なわけで。大手を応援してもつまらない。このツインが今年なんで勧めたくなるかと言えば、本作「ガリー・ボーイ」を配給しているからですね。

有名どころは色々ありますけど、わかりやすいのは新感染 ファイナル・エクスプレスで、3億円超のヒットを生み出しました。

また、「バーフバリ」も配給してくれたのはツインです。

今年はというと、「バーニング劇場版」、「神と共に第一章:罪と罰」、「神と共に第二章:因と縁」、「工作 黒金星(ヴィーナス)と呼ばれた男」、「サ・クロッシングpart1、part2」、「SANJU/サンジュ」が公開されています。どれも大きくヒットしているかと言えば日本では微妙な興行収入の結果になりそうでありながらも、映画好きにはたまらないラインナップなわけです。

インド映画と香港映画を見させてくれるのは、このツインという配給会社があってこそなんですよ。

「バーフバリ」のすごさを少し語りたい。興行収入という面で語りたい。バーフバリはIMAXと、完全版と合わせて、ロングランヒットとなり、シリーズ累計24万人動員。3億3000万円の興収をあげています。

以上のことから、今後の活躍にすごい期待値が高い!!

後付けで言うと、キネマ旬報ベスト・テン「1987年、ある闘いの真実」もちろんツイン配給していますが、第8位と。映画好きが認めていることが証明されています。

映画の予告編のときに必ず配給会社は書かれていますので、今後の活躍に注目してほしい。

私は、「ザ・クロッシング」については面白い作品だと今でも思っていますけどね。

 

ガリー・ボーイの見どころって?

1.ラップ(いとうせいこう監修)

ラップが見どころって当たり前なんですけどね。いとうせいこう監修が素晴らしいですよね。R-指定とか、般若とか、すんごく有名どころでにわかの私程度じゃ語れないものがたくさんあるんですが、いとうせいこうってとこが良いんです。なんせ、日本にヒップホップカルチャーを広めたアーティストだからです。パンフレットに記載されている監修前と監修後であると、ニュアンスというか受けてからするとよりストレートに感じる言葉遣いになっていると思えます。そんないとうせいこうは、Twitterフォロワー数44.6万人、Instagramのフォロワー数40.8千人です。

サブカル系で真っ先に思いつく芸能人ランキング8位ですね。そのいとうせいこう監修であることで、この映画のラップが日本人に向けてより伝わりやすくしてくれたと考えられます。

本作のモデルこと、NaezyとDivine。今回の映画では、Naezyは音楽活動を休止していたこともあり映像では出ず。Divineは、本作の中で決勝戦の司会役で出ています。Naezyの人生に基づいた短編ドキュメンタリー映画はムンバイ国際映画祭で最優秀賞を受賞しています。

主役のランヴィール・シンは、本作の世界観にどっぷりと浸かりながら、Divineにアドバイスを行い、微調整され、ラッパーの仕草、話し方、雰囲気、表現方法を吸収し、映画で放出されています。ボリウッドでの稼ぎ頭とも言われている存在です。

本作では、「Apna Time Aayega」俺の時代は来てる

「Mere Gully Mein」路地裏が俺の庭

2つのラップが予告にも出ていますが、とてもいい。めっちゃかっこいいからね。

 

2.インドへの社会的影響

インドにはどの町にも好きなアーティストがいて、それぞれでラッパーグループができています。国中でラップが盛り上がっているため、本作のラップシーンはインド人誰もが興奮する見ごたえを得たことは間違いなし。また、ボリウッド映画とは関係なく、ラップのブームが広がっていく様が、監督自身もわくわくしています。

この作品の核は、見たらわかりますが、階級差別に対する闘いです。インドに限ったテーマではないため、共感性をうみます。そのため他国でもこの映画がヒットしています。その証拠付けとして、ユーチューブで予告を流すと1.8億回の再生がされてます。マイノリティに対す差別や抑圧といった点においては、LGBTQにもつながる1つのポイントになります。差別をなくそうとする動きは世界で起きているんだと、インドだけではないんだぞっとこの映画が証明してくれています。

 

〇まとめ

インド映画に今までにない試みを映画館で体験できたことがうれしかった。ラップの知識がなくてもその映画の雰囲気にのめりこみ、差別や格差という垣根をどんどん排除していく。映画の自由度を感じられた良作でありました。