劇場鑑賞数200本超え!2019年映画ランキングを紹介!

2019年映画を振り返る

というわけで、正月休みを3日間もいただけたことが社会人になって6年が経ち、初めてのことだったので有意義に過ごさせていただきましたね。いやぁ、本当に毎回正月は仕事か、夜勤ばかりしてきましたからね。私以外にも働いている人が多いから文句は言わないぞ。なんて思いながら仕事を頑張っていたわけなんです。

そんな私は自分に甘い甘すぎるご褒美をあげようと思い動画配信サービスに入ることにしました!もちろん「Netflix」に加入!!「MIHOシネマ」や映画雑誌を読む限り映画好きな自分には「Netflix」しかない!そして、マーティン・スコセッシ監督、マイケル・ベイ監督、園子温監督が待っているぞ!

ってなわけでずっと映画を見てました。それ以外は『義母と娘のブルース』や『SHIROBAKO』を一気見、紅白の星野源を繰り返し見て、ずっとお酒を飲んでましたね。映画以外のもの、アニメーションやドラマを中々見ることが少なかったのですごく新鮮に観れました。特に『SHIROBAKO』は興味深い面白さがありました。アニメーションの舞台裏って色んな役割をもった人たちが、色んな苦悩や課題があり、次へのステップにもがく主人公たちに感情移入しちゃって、今年度の劇場版に期待しちゃいますね!今後はアニメーションとかもブログに書きたいなぁ。

 

私事ではありますが、今年度は更に仕事が忙しくなるためTwitterやブログが書けないと思うと寂しい。映画の気持ちを書くという作業が気持ち良いんだけどなぁ。まぁ、そんなこんなで、休みのうちに去年の思い出を記録したいということで本題に入ります。

 

私的には、2019年は【終わり】という印象がありましたね。例えば、映画に関係しないことであれば、平成が終わり令和となりました。【新しい時代の幕開け】という感じでもありますけれど、

映画でいえば、

アベンジャーズ/エンドゲーム」

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

「ミスター・ガラス」

IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。」

男はつらいよ お帰り寅さん」

というように、ひとつの映画の終着点を描いた作品が多かった気がします。

個人的には、【終わり】=寂しさと嬉しさの交差点という考えでして、【劇場で見れてよかった】や【劇場で体験できて良かった】、【でも終わってしまった】、【もう見れないんだ】という気持ちになってしまいます。

だからこそ、上記に挙げた作品は特に印象深く残っています。というよりどれも泣きましたね。アベンジャーズの喪失感とありがとうという思い、ミスター・ガラスのシャマランの思い切った3部作に心が躍り、IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。に至ってはホラー映画でこんな感動するとは思いませんでしたよ。

一方で、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けに至っては・・・

最高としか言えない!!

賛否があるのは仕方ない!

だけど、映画好きには裏切らないストーリーと演出!でしたね。

シリーズものって人それぞれの思い入れがあるから見る尺度が違うから、その人にとって感動する大きさが変動するんですよね。

そして、男はつらいよ お帰り寅さんは・・・

寅さんスクリーンにお帰りなさい

ここに寅さんがいるよ

寅さんの台詞がまた染み入るよ

と思いましたよ。

また、

「午前十時の映画祭10-FINAL」

も今年の3月で終わりですが、ひとつの企画が終えてしまう感覚です。

北海道には弐番館やミニシアターの劇場は少なく、過去作品を劇場で見るという機会が少ないのです。だからこそ、シネコンで過去作品を見れる喜びが減ると思うとひどく残念です。映画は毎年1000本以上が劇場で上映されていくから、秀作や自分の好みに出会えるのが少ないのです。また、その時代に自分がなにかしらの都合で見れなかったときのためにも、過去作を劇場で上映してくれることがうれしいものなんですけどね。

さらに、

「札幌ディノスシネマズ」閉館

もひとつの歴史に幕が下り感じでした。親しまれた映画館であり、札幌シネマフロンティアや札幌ユナイテッドシネマにはない作品が豊富でしたからね。今年北海道で上映されていない、「アンダー・ユア・ベッド」や「CLIMAX クライマックス」とかもおそらく上映していてくれたのかもしれません。あぁーTwitterで評判良かった故にとてつもなく見たい欲求が強いんです。

札幌ディノスシネマズでは最後に「ジョーズ」を見ましたけど、高齢者がかなり多い中あの時代に上映していたジョーズの感動を彷彿させたのか上映終了後には拍手喝采なわけですよ。いい締めくくりだったなぁと思いましたね。

 

 

なにかマイナス要素の強いコメントばかり書いてしまいましたね。やっぱり人生に永遠はないように、終わりは常になんか物寂しい気持ちになってしまい。ネガティブな思考が働きすぎましたね。

 

ところで、今年度は前例にないほど映画を見ました。

トータルの作品数は、232本です。

邦画は88本、洋画は144本という内訳です。

さらに、BD、DVD、WOWOWスター・チャンネルを合わせると、803本見れました。見たなぁと満足感に浸ることはできず、まだまだ見れるぜという気持ちでした。映画って素晴らしい。飽きさせず、色あせない。去年も映画を楽しめましたね。

 

記録用に劇場での鑑賞した映画をブログに残しておこうと思います。

 

1月

映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS
蜘蛛の巣を払う女
クリード 炎の宿敵
イット・カムズ・アット・ナイト
喜望峰の風に乗せて
日の名残り
夜明け
チワワちゃん
マスカレード・ホテル
ミスター・ガラス
バジュランギおじさんと、小さな迷子
TAXi ダイヤモンド・ミッション
十二人の死にたい子どもたち
サスペリア
そらのレストラン
サイバー・ミッション 
シシリアン・ゴースト・ストーリー
17本

 

2月

七つの会議
フロントランナー
メリー・ポピンズ リターンズ
パルプ・フィクション
愛唄 -約束のナクヒト-
デイアンドナイト
アクアマン
ファースト・マン
赤い雪 Red Snow
アストラル・ アブノーマル鈴木さん
ジュリアン
フォルトゥナの瞳
女王陛下のお気に入り
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
母を亡くした時、僕は遺骨を食べたい と思った。
THE GUILTY/ギルティ
翔んで埼玉
サムライマラソン
アリータ: バトル・エンジェル
半世界(映画館)
20本

 

3月

グリーンブック
移動都市 モータル・エンジン
運び屋
キャプテン・マーベル
君は月夜に光り輝く
家族のレシピ
ビール・ストリートの恋人たち
スパイダーマン: スパイダーバース
シンプル・フェイバー
バンブルビー
ブラック・クランズマン
天国でまた会おう
ビリーブ 未来への大逆転
ダンボ
ソローキンの見た桜
ウトヤ島、7月22日
16本

 

4月

未知との遭遇
麻雀放浪記2020
多十郎殉愛記
バイス
Be With You ~いま、会いにゆきます
ビューティフル・ボーイ
ハロウィン2018年制作
マローボーン家の掟
キングダム
シャザム! 
まく子
アベンジャーズ/エンドゲーム×2
愛がなんだ
14本

 

5月

空母いぶき
映画 賭ケグルイ
ラ・ヨローナ〜泣く女〜
名探偵ピカチュウ
コンフィデンスマンJP -ロマンス編-
居眠り磐音
魂のゆくえ
ROMA/ローマ
レプリカズ
神と共に 第一章 罪と罰
貞子
The Crossing ザ・クロッシング Part I
The Crossing ザ・クロッシング Part II
ザ・フォーリナー/復讐者
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
アナと世界の終わり
パラレルワールド・ラブストーリー
長いお別れ
18本

 

6月

ジョーズ
風と共に去りぬ
さよならくちびる
芳華 Youth
パリ、嘘つきな恋
クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅
町田くんの世界
僕たちは希望という名の列車に乗った
スノー・ロワイヤル
泣くな赤鬼
メン・イン・ブラック:インターナショナル
ザ・ファブル
X-MEN: ダーク・フェニックス
劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
ハウス・ジャック・ビルト
パピヨン
新聞記者
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
神と共に 第二章 因と縁
19本

 

7月

Diner ダイナー
ハッピー・デス・デイ
凪待ち
いちごの唄
今日も嫌がらせ弁当
誰もがそれを知っている
ゴールデン・リバー
旅のおわり世界のはじまり
ブルース・ブラザース
アラジン
トイ・ストーリー4
さらば愛しきアウトロー
ハッピー・デス・デイ 2U
WE ARE LITTLE ZOMBIES
チャイルド・プレイ
天気の子×3
東京喰種 トーキョーグール【S】
アルキメデスの大戦×2
アマンダと僕
22本

 

8月

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
アルキメデスの大戦
ダンスウィズミー
ONE PIECE STAMPEDE
HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ
ライオン・キング
イソップの思うツボ
存在のない子供たち
ロケットマン
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
引っ越し大名!
ブルー・ダイヤモンド
13本

 

9月

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
永遠に僕のもの
タロウのバカ
やっぱり契約破棄していいですか!?
いなくなれ、群青
アス
SHADOW 影武者
台風家族
人間失格 太宰治と3人の女たち
僕のワンダフル・ジャーニー
記憶にございません!×2
命みじかし、恋せよ乙女
風をつかまえた少年
アナベル 死霊博物館
アイネクライネナハトムジーク
アド・アストラ
見えない目撃者
HELLO WORLD
惡の華
ホテル・ムンバイ
ヘルボーイ 2019年
宮本から君へ
ブラインドスポッティング
24本

 

10月

ジョン・ウィック:パラベラム
蜜蜂と遠雷
ジョーカー×2
時計じかけのオレンジ
メランコリック
空の青さを知る人よ
最高の人生の 見つけ方日本版
エスタデイ
ハミングバード・プロジェクト0.001秒の男たち
英雄は嘘がお好き
真実吹き替え
楽園
マレフィセント2
スペシャルアクターズ
真実字幕
クロール -凶暴領域-
フッド: ザ・ビギニング
ガリー・ボーイ
スティング
樹木希林”を生きる
ブルー アワーにぶっ飛ばす
プライベート・ウォー
108~海馬五郎の復讐と冒険 ~
ジェミニマン
25本

 

11月

IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。
ホームステイ ボクと僕の100日間
最初の晩餐
マチネの終わりに
レオン完全版
ひとよ
NOSMOKING
おいしい家族
グレタ GRETA
影踏み
i ー新聞記者ードキュメント
オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 Wings Over Everest
ブライトバーン/恐怖の拡散者
閉鎖病棟 それぞれの朝
ターミネーター:ニュー・フェイト
決算!忠臣蔵
ゾンビランド:ダブルタップ
わたしは光をにぎっている
エンド・オブ・ステイツ
MANRIKI
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
21本

 

12月

ファイティング・ファミリー
ロボット2.0
ドクター・スリープ
T-34 レジェンド・オブ・ウォー
ルパン三世 THE FIRST
ゾンビ 日本初公開復元版
ゴーストマスター
エセルとアーネスト ふたりの物語
人生、ただいま修行中
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト
天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント
カツベン!
屍人荘の殺人
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ
家族を想うとき
マイ・ビューティフル・デイ
ジュマンジ/ネクスト・レベル
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け×3
映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか
サタンタンゴ
男はつらいよ お帰り寅さん
23本

 

 そこで、私的な映画ランキングを挙げたいと思います。

ランキングを紹介する前に、私なりに映画って「思い出度合指数」によって評価がかなり異なると思います。スター・ウォーズやマーベルをランキングに挙げないのにもそういう理由です。シリーズものの作品は「思い入れ」が全然違います。劇場で感動した思いだったり、当時の映画では新しい試みだったり、当時一緒に見た人の思い出だったりで色んなものに補正され、昇華され、評価が高くなっていくと思います。だから純粋につまらないという意見にも同意してしまうんですよね。さらにシリーズものはファンサービスがついてくるから、そこが映画好きは擽られてしまうものです。

だから、正しいジャッジが曖昧になってしまうんですよ。例えば「男はつらいよ」はおおよそ作品は見直していると思います。シリーズが多すぎてすべてのヒロインを説明できないし、展開は毎回同じ感じだけれど、やっぱり見たくなってしまう。寅さんに引っ張られるんですよね。どの作品がおすすめか問われると困ります。また古参の方たちや一部に熱狂的なファンは新参者を受け入れないや知識が足りないとかで否定しがちなんですよね。語りたいって否定じゃなく、共感と新しい発見だと思うのですよ。

つまり、映画のランキングとして挙げるならやっぱり「新しい映画体験」「映画によってつながっていく映画」「語りたくなる映画」というものが大事だと思うんですよね。そのため、大好きなスター・ウォーズやマーベルや寅さんはランキングにあげず、思い出にとっておくスタイルなわけです。

 

邦画編

1位わたしは光をにぎっている

2位宮本から君へ

3位新聞記者

4位いちごの唄

5位居眠り磐音

6位愛がなんだ

7位カツベン!

8位さよならくちびる

9位町田くんの世界

10位ゴーストマスター

特別賞いなくなれ、群青

特別賞ソローキンの見た桜

 

まず1位にした「わたしは光をにぎっている」

ぜひこの作品を見てほしいです。再生と成長をテーマにしてあり、故郷や自分が育った環境が変化していくさまが綺麗に描かれています。幼少期が転校の繰り返しで、物心つく前に育った地域を知らずにここまで生きてきたけれど、とある日に育った地域に赴くことがあり、色々変わっていて不思議な感覚でした。商店街やスーパーや本屋などが変わって、新しいチェーン店があったり、いつのまにかビルが建っていたりと、自分が知っている環境ではないのかもと思いました。だから、知っているはずの環境が、知らない環境へと変化する様は、当たり前の日常はいつも変化していることを示しているようでした。その思いが、そのまんまこの映画で表してくれています。

実はこういう系統の映画ってありそうでない要素なんです。誰しもが経験していて、誰しもが共感できる要素が豊富です。

主人公を演じるのは松本穂香です。主演はまだ少ないですが、透明感があり、あどけない演技が好きです。主人公の澪は、社会性が足りず、引っ込み思案で、思いを上手く言葉や表情に表出することが苦手なんです。それを自然体で演技できているのが素晴らしいです。

エンディングで流れるカネコアヤノの「光の方へ」も印象的です。必死にもがいて自分の生きていく道を探す雰囲気で好きです。

 

そして10位にした「ゴーストマスター」

TSUTAYAが主催する映像企画発掘コンペ「TSUTAYA CREATERS'PROGRAM FILM 2016」で準グランプリを受賞しています。今年度といえば「ブルーアワーにぶっ飛ばす」もこのコンペに該当されます。予告をみてわかるように、究極の映画愛を示しています。究極の映画愛というのは、タランティーノやキュアロンを彷彿させますよね。2人の映画愛は特に好きです。自分が好きな物を表現するってすごいことだし、それが評価されることがさらにすごいことだと思えるんです。

というのも、本作品の監督ヤング・ポールが示したのは、ロメロやパルマやライミやミラーやカーペンターやフーパーへのラブレターなんです。見たらわかる映画愛!見てほしいこの映画愛!いわゆるB級映画と定義されてしまいがちな映画には、実はすごい映画なんだよ、昔の素敵な映画が、素敵な「ゴーストマスター」という作品が生まれたんだよと感じてほしい作品です。

 

 

洋画編

1位ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

   ジョーカー

3位運び屋

   ROMA/ローマ

5位魂のゆくえ

   女王陛下のお気に入り

7位家族を想うとき

   ハウス・ジャック・ビルト

9位スノー・ロワイヤル

10位芳華 Youth

特別賞アナと世界の終わり

 

同率1位についてはブログで書いてみたのでここでは具体的には話しませんが、昨年度はやはり「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」と「ジョーカー」ですよ。色んな映画の要素がふんだんに含められています。1つの作品で色んな作品が見たくなる、あの映画にこの要素があって、あの映画のオマージュやインスパイアされていると考えると、すごく映画が好きになっていきます。だからこそ、上記の2作品は愛してますね。

「ROMA/ローマ」これはずるいなぁと思いましたよ。いやぁずるいなぁ。本当にずるいなぁ。面白すぎだろう!モノクロな映像、実際に体験しているような空気と世界観、カメラの一定の固定した撮影方法、ワンカットが長くてずっと見ていたくなるような気持ちにさせられました。本作品に出会わなければ「サタン・タンゴ」を見ようとは思いませんでしたよ。

特別賞においた「アナと世界の終わり」

ゾンビミュージカル映画って新鮮じゃないですか。「ショーン・オブ・サ・デッド」×「ラ・ラ・ランド」ですよ・名作のコラボ。笑える視点、感動できる視点があり、ゾンビ視点、ミュージカル視点として、様々な視点で見れて楽しいですよ。短編映画がもとになっていますが、その監督が若くして病で亡くなってしまったのを、引き継いでできた映画ってだけでもう最高です。作り手に感謝ですよ。

 

総括して、

最後に仕事しながら1年間は好きなだけ映画を見ようという計画は見事に成功できました。ここまで作品と出会えることは今までありませんでしたし、各映画祭のヒット作品から、ミニシアター系、劇場復元版とか楽しめました。おそらくブログもTwitterも継続しますが、本職に集中しないといけないため、しばらくはお休みということで。